きょうもクマの出没が相次いだ日本列島。秋田県ではクマ対策の支援活動が始まった一方で、クマが生息していないとされる“ある県”を取材しました。
【写真を見る】千葉はクマなし県?!なぜ?「クマよけ対策は何もない」観光地・鋸山を取材
記者「富山市栗山です。現在、クマは藪の中にいるとみられ、市の職員や猟友会が捜索しています」
きょう午前6時20分ごろ、クマの出没が相次ぐ富山市で警戒にあたっていた市の職員と猟友会のメンバーがクマ1頭を発見。クマは竹藪の中にいるとみられ、厳戒態勢が続きました。
そして、午前10時半前…
記者「銃声が聞こえました。3発目です」
富山市によると、近くの廃屋にいたクマを1頭駆除したということです。現場にはもう1頭クマがいる可能性もあることから、引き続き警戒が続いています。また、山形県鶴岡市でもけさ、住宅敷地内にいたクマが駆除されました。連日報告されるクマの出没情報。きょう、秋田県鹿角市では陸上自衛隊がクマ対策の支援活動を開始しました。
各地でクマが出没する中、秋の行楽シーズンで賑わっていたのは、千葉県有数の観光地・鋸山です。
都内からの観光客「千葉、クマが出ないって言ってた」「(クマは)群馬とか栃木でも出ますし、八王子でも出ると言っていたので、そこは考慮して千葉に来ました」観光客「クマよけ対策は何もないです」千葉県にはクマが出ないと聞き、鋸山に来たという観光客。頂上にも…記者「鋸山の山頂に来ていますが、熊の出没を伝える看板はありません」環境省によりますと、ここ十数年(2008年から)、千葉県でクマは1頭も捕獲されておらず、また出没情報も5年間、ゼロなんです。
石川県立大学 大井徹特任教授「千葉県は本州で唯一、クマが生息してない県、クマの出没がない県です。過去に遡ってもクマは化石としても遺体としても発見されておらず、生息したという証拠がありません」
大井教授によると、千葉県は三方を海に囲まれ、北には関東平野が広がっているなど、クマが侵入しにくい地形になっているといいます。
鋸山ロープウェーの従業員も…
鋸山ロープウェー 丸美貴さん「『クマが来る』ということが千葉県にないと思う。たまにクマよけの鈴とか付けてくる人はいるが、『うちはでませんよ』って伝えている」鋸山で働いて10年、クマが出たという話は一度も聞いたことがないそうです。石川県立大学 大井徹特任教授「現在のクマの生息地から房総半島まで50キロ以上ある。クマが移動して房総半島に至るというのは極めて困難」クマの出没情報がない千葉県ですが、いつまで“クマなし県”でいられるのでしょうか。