稚内海上保安部は2025年10月11日、オホーツク枝幸北漁港の沖合で、ホタテ漁の作業中に甲板員が左指3本を切断する事故があったと発表しました。稚内海上保安部によりますと、11日午前6時ごろ、枝幸北漁港から5キロほどの沖合で、枝幸町の漁船がホタテ漁をしていて、八尺と呼ばれる道具を降ろす作業中にワイヤーと支柱が絡まってしまいました。甲板員の男性(25)がワイヤーを外そうとしたところ左手が巻き込まれ、人指し指、中指、薬指の3本を切断したということです。男性は旭川市内の病院に搬送され、切断された指を再接着するための手術が行われました。命に別条はありません。当時の天候は晴れていましたが、北北東の風が約5.5メートル吹き、波は1.3メートルありました。稚内海上保安部は、事故の詳しい原因を調べる方針です。