今月27日に迫った安倍晋三元首相の「国葬」は、会場の東京・丸の内の日本武道館が、反対派による抗議活動で猜餔廊瓩気譴詭簑蠅浮上している。
政府は6日、安倍氏の国葬をめぐって式典関係に2.49億円のほか、警備費が8億円、海外VIPの接遇費6億円、合計16億6000万円程度となることを発表した。
これを受けて岸田文雄首相(65)は官邸内で開いた会見で「不確定だったため、葬儀後に申し上げたいとしてきた」と述べた上で「丁寧な説明を尽くすという観点から、各国からさまざまな連絡が入ってくるなど、状況が少しずつ明らかになってきた。確定的なことは申し上げられないが、できるだけ丁寧に示すという観点から。推定仮定で試算を行った。確実な数字は国葬儀が終わったあとで示すという考え方は変わっていない」とコメントした。
警視庁関係者によると、安倍氏の国葬をめぐっては反対を訴える集会やデモ、予算執行の差し止めや岸田内閣による閣議決定の取り消しを求めて司法判断を求める申し立てなどが続いている。
そんな中、安倍氏の国葬の当日は都内で大規模な反対イベントが予想され、トラブルを避けるようため警戒感を強めているという。
公安関係者は「国葬の当日は午後から国会正面前で大規模なデモ、日比谷公園で反対集会が開かれます」と明かし「われわれが懸念していることは、国葬反対の人たちが武道館を包囲し、阻止しようと計画していることです。反対派の国葬抗議がエスカレートして機動隊と衝突する事態なれば、逮捕が出ることになります」と語った。
安倍氏の国葬は無事に終えられるか。