エアコン修理に来た業者の男性スタッフが下着を話題にするなど「セクハラ発言」があったとして、東京都内在住のバー経営者の女性が、ツイッターで「怖かった」と訴えている。
女性に対して、勝手にLINEでメッセージを送ってきたともいう。一方、修理業者は、このスタッフが「セクハラなどと誤解されるような発言をした記憶はない」と事実関係を否定したと取材に説明しており、言い分が食い違っている。
この業者にエアコンの水漏れ修理を依頼した「ここあさま」(@kokoasama0413)さんは2022年9月4日、自宅に来た男性スタッフがこんな「セクハラ発言」をしたとツイッターに投稿した。
作業後に、修理完了の確認書類に自らの電話番号を書いたところ、その番号を手がかりに勝手にLINEに自らのアカウントを追加されたといい、その画像も添付した。
画像を見ると、「友だちではないユーザー」から、「先程はありがとうございました」「先程のエアコン業者です! 電話番号追加したら出てきました!」とメッセージが届いていた。これに対し、ここあさまさんは、「女性の一人暮らしの皆さんお気をつけ下さい」と注意を呼びかけた。
この投稿は、1万5000件以上もリツイートされており、反響を呼んでいる。
ここあさまさんは、ツイッターで質問に答える形で、この体験を説明した。
それによると、ここあさまさんがタバコを吸っていると、スタッフは、「一緒に一服して良い?」と聞いて、自らも吸い始めた。また、ここあさまさんの地元を聞いてきたり、自宅にあったシャンパンなどを見て、「バーをやってるの?どこで?」などと質問したりしたという。
ここあさまさんは、スタッフのメッセージには返信しなかったが、仕返しも怖いと思って、一時は業者に連絡しなかった。その後、業者にクレームを入れ、一連の経緯を説明したとしている。
ここあさまさんは9月5日、J-CASTニュースの取材に対し、このスタッフが予定よりもかなり早く来たので、部屋に干した下着を片付ける時間もなかったと明かした。スタッフからは、その後のメッセージなどは来ていないとしたが、クレームを入れた結果、業者がスタッフへの注意ぐらいで済ませたら後が怖いとも漏らしていた。
男性スタッフが「セクハラ発言」をしたかについて、修理業者の代表は6日までに、取材に対し、こう答えた。
LINEは、「友だちへの追加を許可」をオンにしておくと、自分の電話番号を保有しているユーザーが自動で友だちに追加したり検索したりすることができる。男性スタッフは、この機能を使った可能性があり、業者の代表は、LINEへの客のアカウント追加について、こう説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)