セブン-イレブン・ジャパンは、神奈川県横須賀市を代表するご当地グルメ「よこすか海軍カレー」を2万1000店以上のセブンイレブンで全国販売すると発表した。各地の食の名物を紹介する「ニッポン!うまいものフェア」の一環で今月21日~5月7日までの限定商品。100年以上前のレシピを再現したよこすか海軍カレーがライス付きの弁当として全国販売されるのは初めてで、地元の期待は大きい。
海軍カレー本舗、横須賀で開業 艦艇乗った気分 よこすか海軍カレーは、日本海軍のレシピ本「海軍割烹術参考書」(1908年発行)を元に再現している。横須賀商工会議所が商標権を持ち、厳格な審査をパスした事業者のみが販売できる。特に、カレーライスの商品化については「地元に来て食べてほしい」と依頼を断ってきたが、「宣伝効果が大きい」と、同社のフェアに間に合わせるため、審査委員会を臨時に開催して商品化を許可した。

ルーは使わず、牛脂で小麦粉を炒め、カレー粉、肉、野菜を入れて煮込む手作りカレーが特徴。同社の担当者は「焙煎(ばいせん)のタイミングを導き出し、日々できるようにするのに一番苦労した」と話し、「野菜の甘みを感じた後、スパイスの香りをぐっと感じるいいカレーに仕上がった」と強調。同会議所・カレーの街よこすか事業者部会の鈴木孝博部会長も「完成度が高い」と太鼓判を押す。 期間中は180万食の販売を見込む。試食した上地克明市長は「クリーミーでノスタルジーを感じる味。全国販売は(PRに)またとないチャンスだ」と喜んでいる。価格は590円(税抜き)。【橋本利昭】
よこすか海軍カレーは、日本海軍のレシピ本「海軍割烹術参考書」(1908年発行)を元に再現している。横須賀商工会議所が商標権を持ち、厳格な審査をパスした事業者のみが販売できる。特に、カレーライスの商品化については「地元に来て食べてほしい」と依頼を断ってきたが、「宣伝効果が大きい」と、同社のフェアに間に合わせるため、審査委員会を臨時に開催して商品化を許可した。
ルーは使わず、牛脂で小麦粉を炒め、カレー粉、肉、野菜を入れて煮込む手作りカレーが特徴。同社の担当者は「焙煎(ばいせん)のタイミングを導き出し、日々できるようにするのに一番苦労した」と話し、「野菜の甘みを感じた後、スパイスの香りをぐっと感じるいいカレーに仕上がった」と強調。同会議所・カレーの街よこすか事業者部会の鈴木孝博部会長も「完成度が高い」と太鼓判を押す。
期間中は180万食の販売を見込む。試食した上地克明市長は「クリーミーでノスタルジーを感じる味。全国販売は(PRに)またとないチャンスだ」と喜んでいる。価格は590円(税抜き)。【橋本利昭】