国葬に参列された天皇皇后両陛下がまもなく帰国の途につきます。同行している記者に聞きます。両陛下はどんなご様子だったのでしょうか。
両陛下はさきほど、国葬への参列をおえて、私のうしろにみえます、こちらのホテルに戻られました。陛下は、集まった人達の声かけに軽く手を上げ皇后様も会釈で応えられていました。
国内ではコロナの感染対策に非常に気を使われている両陛下ですが、今回、国葬やレセプションなどの行事に出席される時にはマスクを外されました。
宮内庁幹部は「女王の国葬で、各国の王室の人たちや、元首クラスの人たちがマスクしてないところで、両陛下だけマスクをされるのは非常に奇異に見える。だから国葬の場ではマスクを外されることも検討している」と事前に話していました。
両陛下はいわば、リスクをおして訪英されたわけですが、そこには陛下のエリザベス女王に対する特別な想いがあったとみられます。
小川彩佳キャスター:今回、即位後初の外国訪問となりましたが、雅子さまの変化もあったそうですね。
病気療養中の雅子さまが今回のイギリス訪問に同行されるのかは一つの注目点でしたが、今回、こうして無事に参列を終えられました。
そして、今後の公務について変化がありました。実は、皇后さまの公務はこれまでは「体調が許せば」との条件がついていましたが、宮内庁は、イギリス訪問を発表した翌日、今後は「地方訪問」については、こうした条件をなくし、「両陛下そろってのご出席を前提とする」と説明しました。
宮内庁関係者は「イギリス訪問を機に皇后さまが、さらに自信を取り戻されると良いと思う」と話しています。