行方がわからなくなってから24時間後の発見。長野県霧ケ峰の八島湿原で、9月12日から行方不明になっていた静岡県の81歳の女性が13日午後、発見・救出された。けがはないという。
リポート:14時18分になります。女性が発見され、消防隊によって救助が始まりました
救助されたのは静岡県裾野市の女性(81)。12日午後2時半ごろ、八島湿原の遊歩道で夫と別れ、1人で駐車場に向かったまま行方がわからなくなっていた。
12日は見つからず、13日朝6時から60人態勢で始まった捜索。
県警ヘリも空から女性を捜索した。
女性の夫:皆さん、大勢の方が捜索してくれるので、何とか生きて帰ってくれればいい。それだけです
捜索隊:まだここから500メートルくらい上
午後2時前、発見との情報が入った。行方不明から約24時間。湿原の東側の雑木林にいる女性を捜索隊が見つけ救助した。
捜索隊:すごい奇跡。俺、涙出てきた
下諏訪町消防団第3分団 小口順一郎分団長:山の上から大きな声出して「おーい」と言ったら、女の人が声を出して。とにかく「水くれ」ということで水1本、まるまる飲まれて。チョコレートもあめも食べたので、元気で何よりでした
女性は病院に運ばれ疲れているものの、けがはないという。
見つかった場所は、待ち合わせをしていた駐車場とは逆の方向。警察は、遊歩道の分岐を通り過ぎてしまい、迷った可能性があるとみている。
人気の湿原で起きた道迷い。 12日夜は雨も降らず、冷え込みも厳しくなかったことが幸いしたといえそうだ。
(長野放送)