秋の全国交通安全運動が始まった21日、群馬県警前橋署は1960年代のテレビアニメ「マッハGoGoGo」で主人公が乗る「マッハ号」を再現した車や白バイで前橋市内をパトロールした。
高齢ドライバーの事故が後を絶たないことから、中高年世代に人気だったアニメを活用して安全運転を訴えようと企画した。マッハ号は同市富士見町小暮で自動車整備工場を営む福田博之さん(57)が15年かけて製作した。
この日は、アニメのテーマソングとともに主人公の衣装を着た福田さんがマッハ号で同署を出発した。沿道にいた高崎市の60歳代男性は「間近で見られてうれしい。これを機にいっそう運転に気をつけたい」と話していた。福田さんは、「原作でもパトカーとマッハ号が走る場面があり、再現できて夢がかなった」と笑顔だった。同運動は30日まで。