4月に新生活が始まってから早数週間。新社会人として新たな生活をスタートした人たちのなかには、学生時代の常識や価値観が通用しないことで戸惑ったり、驚いた人も多いのではないでしょうか。 そこで、この春から働きはじめた新社会人や、すでに社会人として働いている先輩たちに「社会人になってから驚いたこと」について聞いてみました。 最も多かったのが、給料にまつわるエピソード。◆「保険、税金、積立てなど、なんだかんだと引かれて、あれよあれよという間に手取りはわずか……。 大人は大変なんだなと思いました」(男性)
◆「驚いたのは、手取りの少なさです。バイトをしていたときは所得税しか引かれていなかったため知らなかったのですが、会社に入ると社会保険で月に6万円ほど引かれていたので『手取り少ねえ~』となりました」(40代/女性) 初任給として提示されていた金額から、保険料などで思っていたよりも金額が引かれていて驚いたという人が多数いました。初任給を何に使うか考えている新社会人の方は、計画的に使い方を考えた方がいいかもしれません。 また、会社に入ると上司に仕事を教えてもらうことになりますが、上司や同僚、さまざまな人間関係の大変さに驚いたという意見も散見されました。◆「驚いたのは、人間関係の複雑さ。上司や同僚とのコミュニケーションのとり方には苦労しました。気が合わない人との付き合い方に悩んだこともありましたが、そこで学んだのは、自分とは違う考え方・価値観を受け入れること。そして、それぞれの環境や立場があることを理解し、相手の立場に立って考えることを学びましたね」(40代/男性)◆「『まったく逆のアドバイスをしてくる人がいる』ということに驚きました。ホウレンソウ(報告、連絡、相談)は大事だとアドバイスされて実践したら『自分の頭を使って行動しろ』と怒られ、自分で考えて行動したら『なぜホウレンソウをしないのか?』と怒られました。人によってまったく逆のアドバイスをしてくるので、社会ってしょっぱいなあと感じました。」(40代/男性) ほかにも、社会人が当たり前のように使っている言葉や用語が分からず、戸惑うこともあるのではないでしょうか。◆「人にものを頼むときは『恐れ入りますが』『申し訳ございませんが』などのクッション言葉を冒頭に入れて相手に伝えなさい、といわれました。今まで使ったことがなかったので最初は噛みまくりました」(40代/女性)◆「社会人になってすぐのこと、取引先から支社長宛に電話があったため、外出先と帰宅時刻を記入するホワイトボードを確認したところ、支社長の欄には『NR』の文字が。『NRに行っております』と丁寧に返事をしたのですが、相手の方は『あっ、そう(笑)』となにか言いたそうに笑いながら電話を切りました。その態度が気になりネットで検索すると、NRは『ノーリターン』の略で『外出先から直帰します』という意味でした。『誰にでも分かるように日本語で書いてくれ!』とはもちろん言えず……。『支社長にチクられませんように……』と祈りながら仕事に戻りました!」(20代/女性) 使い慣れていない言葉や用語に苦労するのは、新社会人あるあるではないでしょうか。数年経ってから「あのときは恥ずかしい思いをした」と思い出すこともありそうです。 また、会社独自のルールに驚いたという人も。◆「新卒で入社した会社では、毎朝大声で社訓を全員で読んでいました。それも、新卒は必ず率先してみんなの前に出て読むというのがルール。当時はこれが当たり前と思っていましたが、転職先でそうではないことに気がつきました」(50代/男性)◆「どんな時間に出勤しても『おつかれさま』と言う習慣があります。夜勤もある職場なので夕方に出勤することもあるのですが、たとえ朝でも『おはよう』と言う人は少ないんです。昔先輩に尋ねたことがありますが『なんとなく』としか教えてもらえず、結局理由はよくわかっていません」(40代/男性) ほかにも、出勤が夜でも「おはようございます」と挨拶する職場だったり、会社の先輩や同僚が退社するときの「お疲れ様でした」を「でした!」と言うので、それに慣れてしまっているという意見もありました。 会社や職業によって独特のルールや挨拶がある場合、転職したときにその独自性に気づくということもあるようです。 社会人になってみると、イメージとのギャップに驚いたという人は少なくありません。しかし、そうした経験を乗り越えて少しずつ成長していくのかもしれませんね。※ラジオ関西『Clip月曜日』2023年4月10日放送回より
4月に新生活が始まってから早数週間。新社会人として新たな生活をスタートした人たちのなかには、学生時代の常識や価値観が通用しないことで戸惑ったり、驚いた人も多いのではないでしょうか。 そこで、この春から働きはじめた新社会人や、すでに社会人として働いている先輩たちに「社会人になってから驚いたこと」について聞いてみました。
最も多かったのが、給料にまつわるエピソード。
◆「保険、税金、積立てなど、なんだかんだと引かれて、あれよあれよという間に手取りはわずか……。 大人は大変なんだなと思いました」(男性)
◆「驚いたのは、手取りの少なさです。バイトをしていたときは所得税しか引かれていなかったため知らなかったのですが、会社に入ると社会保険で月に6万円ほど引かれていたので『手取り少ねえ~』となりました」(40代/女性)
初任給として提示されていた金額から、保険料などで思っていたよりも金額が引かれていて驚いたという人が多数いました。初任給を何に使うか考えている新社会人の方は、計画的に使い方を考えた方がいいかもしれません。
また、会社に入ると上司に仕事を教えてもらうことになりますが、上司や同僚、さまざまな人間関係の大変さに驚いたという意見も散見されました。
◆「驚いたのは、人間関係の複雑さ。上司や同僚とのコミュニケーションのとり方には苦労しました。気が合わない人との付き合い方に悩んだこともありましたが、そこで学んだのは、自分とは違う考え方・価値観を受け入れること。そして、それぞれの環境や立場があることを理解し、相手の立場に立って考えることを学びましたね」(40代/男性)
◆「『まったく逆のアドバイスをしてくる人がいる』ということに驚きました。ホウレンソウ(報告、連絡、相談)は大事だとアドバイスされて実践したら『自分の頭を使って行動しろ』と怒られ、自分で考えて行動したら『なぜホウレンソウをしないのか?』と怒られました。人によってまったく逆のアドバイスをしてくるので、社会ってしょっぱいなあと感じました。」(40代/男性)
ほかにも、社会人が当たり前のように使っている言葉や用語が分からず、戸惑うこともあるのではないでしょうか。
◆「人にものを頼むときは『恐れ入りますが』『申し訳ございませんが』などのクッション言葉を冒頭に入れて相手に伝えなさい、といわれました。今まで使ったことがなかったので最初は噛みまくりました」(40代/女性)
◆「社会人になってすぐのこと、取引先から支社長宛に電話があったため、外出先と帰宅時刻を記入するホワイトボードを確認したところ、支社長の欄には『NR』の文字が。『NRに行っております』と丁寧に返事をしたのですが、相手の方は『あっ、そう(笑)』となにか言いたそうに笑いながら電話を切りました。その態度が気になりネットで検索すると、NRは『ノーリターン』の略で『外出先から直帰します』という意味でした。『誰にでも分かるように日本語で書いてくれ!』とはもちろん言えず……。『支社長にチクられませんように……』と祈りながら仕事に戻りました!」(20代/女性)
使い慣れていない言葉や用語に苦労するのは、新社会人あるあるではないでしょうか。数年経ってから「あのときは恥ずかしい思いをした」と思い出すこともありそうです。
また、会社独自のルールに驚いたという人も。
◆「新卒で入社した会社では、毎朝大声で社訓を全員で読んでいました。それも、新卒は必ず率先してみんなの前に出て読むというのがルール。当時はこれが当たり前と思っていましたが、転職先でそうではないことに気がつきました」(50代/男性)
◆「どんな時間に出勤しても『おつかれさま』と言う習慣があります。夜勤もある職場なので夕方に出勤することもあるのですが、たとえ朝でも『おはよう』と言う人は少ないんです。昔先輩に尋ねたことがありますが『なんとなく』としか教えてもらえず、結局理由はよくわかっていません」(40代/男性)
ほかにも、出勤が夜でも「おはようございます」と挨拶する職場だったり、会社の先輩や同僚が退社するときの「お疲れ様でした」を「でした!」と言うので、それに慣れてしまっているという意見もありました。
社会人になってみると、イメージとのギャップに驚いたという人は少なくありません。しかし、そうした経験を乗り越えて少しずつ成長していくのかもしれませんね。
※ラジオ関西『Clip月曜日』2023年4月10日放送回より