7月に銃撃され亡くなった安倍晋三元首相の国葬が27日午後2時から東京・日本武道館で営まれた。
TBS系では情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)と報道番組「Nスタ」(月~金曜・午後3時49分)を合体して、国葬の模様を生中継した。
コメンテーターで出演の元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は大阪のスタジオから「私的な家族葬は終わられましたけど、改めて安らかにお眠り下さい、本当にありがとうございましたという思いでいっぱいです」と話し、「一方でこの儀式を見て、いろいろな方のコメントも見たんですけど、僕は日本の国っていうのは背骨がないんだなと強く思いました。安倍さんのような人物に対して、亡くなられた場合に僕はそこに死を悼み、礼を尽くすというのは国家としては当然のことだと思います。政治家としてやってこられたことに賛否はあるにしてもです」と続けた。
さらに「国家のリーダーが亡くなられた時に悼み、礼を尽くすのは当然のことと思うけど、戦後77年、こういうことを考えてこなかった。国家に対して貢献した人にどう国民は礼を尽くすのかを考えてこなかった。急にこういう儀式をやる時に岸田政権、自民党が誤ったのは、これを簡単に国葬と名付けたこと。岸田政権は国民をなるべく巻き込まないように儀式をやろうとしたけど、実態は完全に内閣葬です。ならば、内閣葬ということを言って、全額を国費でやる、だけど、内閣葬でしっかり安倍さんに礼を尽くすべきだった」とコメント。
「僕は国葬も賛成派です。やるんだったらやればいいんですが、こんな形の国葬は日本の国葬としては嫌ですね。国葬というなら国民全員を巻き込んで、強制はしないにしても弔意を求めるくらいなのが国葬だと思います。それができないんであれば、内閣葬。そこが区分けできない日本の政治、国家の背骨がない国ということを感じて、残念でしようがないです」と続けた。