高市早苗首相は13日に開かれた参院予算委員会で労働時間の規制緩和に関する質疑を行い、「いま、私も睡眠時間は大体2時間で長くて4時間です。お肌にも悪いと思っています」と自身の睡眠時間を明かした。
同委員会で質問に立った日本共産党の小池晃書記局長は、労働者が自由に使える時間を持てるようにすべきだとして高市首相の規制緩和に反対した。
終了後、小池氏はぶら下がり取材で高市首相が短い睡眠時間を吐露したことに「心配ですよね。ちょっと総理大臣が2時間、4時間とね、高市さんが心配です。総理大臣が、そんな短い睡眠時間で仕事をしているのはよくないと思いますね。そういった意味でも長時間労働の是正、労働時間の短縮が必要ではないかということが浮き彫りになったのかなと思います」とコメントした。
高市首相は10月に自民党総裁に就任した際、「ワークライフバランスという言葉を捨てます」と発言して物議をかもしていた。
7日の衆院予算委員会では野党議員に現在の移住する東京・赤坂の議員宿舎から首相公邸に引っ越すよう求められて「荷造りのひまがないどころか、睡眠時間もほとんど取れていないような状況で仕事をしております」と述べていた。
自民党議員は睡眠時間が取れていない状況の高市首相に対し「高市総裁は大変な努力家として知られています。これまでも睡眠時間を削り、政治に関する勉強をされて公務に励まれていたと評判です。衆院予算委員会の場でも、わが党議員から高市総裁に心配の声が出ていましたが、倒れでもしたら大変なことになります。しっかり休んでいただきたい」と語った。