テレビ朝日の玉川徹氏が29日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)で28日の同番組での自身の発言を訂正し謝罪した。
司会の羽鳥慎一アナウンサーから「昨日のパネルコーナーで玉川さんが発言したことに対して玉川さんから」と促されると、玉川氏は「昨日のパネルコーナーの中で私が安倍元総理の国葬に電通が関与している、というふうにコメントしたんですけど、この発言は事実ではありませんでした。さらに電通はまったく関わっていないことがわかりました」とし「関係者のみなさま、視聴者のみなさんに訂正し謝罪します。申し訳ございませんでした」と頭を下げ謝罪した。
28日の同番組は27日に日本武道館で行われた安倍晋三元首相の国葬を特集。その中で玉川氏は国葬の進行、菅義偉前首相の弔辞などに関し「当然これ、電通が入ってますからね」とコメントしていた。
玉川氏は今月9日の同番組でも自民党の茂木敏充幹事長が8日に所属国会議員に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点確認を求めた調査結果を公表したことを報じた中で関連団体と関わった議員について旧統一教会と関係していることの認識がなかった議員が9割近くいたことに「何の団体かわからないで、そんな政党大丈夫かと思います」などと指摘し「あまり知らないで何でもいいから電報打つ、付き合うみたいなことだったらどうするんですか?そこに反社会勢力がいたらどうするんですか?そこに北朝鮮の人たちの作っている団体、そういうふうなのいたらどうするんですか?」などと疑問を投げかけた。
ただ、その後、「私のコメントで反社会的勢力と北朝鮮に関わる団体ということで2つ並べて話しちゃったんですけど、北朝鮮に関わる団体というのは、国会議員は正常な国交を持たない国の団体との関係について慎重にならなければいけないという意味で言ったんですけど、これ並べて話したので同列だっていうふうに受け止られかねないので、不適切だったと思います。すみませんでした」と頭を下げて謝罪していた。
相次いだ自身の発言への謝罪にSNS上では「裏付けも何も無く憶測だけで言ってた」 「非常識に見苦しい言い訳」など厳しいコメントが書き込まれる事態となっている。