北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 機淵ズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は12日、知床半島の文吉湾付近で8月に見つかった骨の身元が、乗客の男性(当時46歳)=大阪市=と確認されたと発表した。1管は「遺族の了承が得られていない」として、男性の氏名を公表していない。事故に巻き込まれた乗員乗客計26人のうち死亡が確認されたのは20人、行方不明者は6人となった。
「沈没しよるけん、今までありがとうね」船から妻に電話 1管によると、骨は8月18日に海保の機動救難士が発見した。13点見つかったうち、DNA型鑑定で11点が男性のものと確認された。また、9月21日に文吉湾付近で見つかった7点の骨片は全て動物のものと判明したという。【米山淳】
1管によると、骨は8月18日に海保の機動救難士が発見した。13点見つかったうち、DNA型鑑定で11点が男性のものと確認された。また、9月21日に文吉湾付近で見つかった7点の骨片は全て動物のものと判明したという。【米山淳】