約1年10か月の大規模改修工事を終え、21日に再オープン予定だった横浜みなとみらいホール(横浜市西区)で照明室のスプリンクラーが突然作動し、客席などに大量の水がかかるトラブルがあった。
再オープンは延期。29日には神奈川フィルハーモニー管弦楽団の公演が予定されているが、運営する市芸術文化振興財団は「状況が分かりしだい対応したい」としている。
施設を管理する市によると、17日午前11時頃、大ホール天井裏の照明室で照明のテストをしていたところ、スプリンクラー1台が突然作動。水が照明器具や天井にかかり、午後1時頃まで、約18メートル下の大ホール1階客席にも落ち続けた。被害状況は確認中だが、けが人はいないという。
トラブルを受けて市は21日の式典や、22、23、25、26日の内覧会を中止した。同財団は「市と協力して早期の復旧に努め、再オープン後はご期待に沿える運営をしていきたい」としている。