10代の女子中学生をわいせつ目的で誘拐したとして、大阪府警は18日、大阪市浪速区の無職、浦野那生(なお)容疑者(31)ら2人をわいせつ目的誘拐などの疑いで逮捕したと発表した。浦野容疑者は「グリ下の帝王」と呼ばれ、居場所のない子どもらが集まる大阪・ミナミの「グリ下」と呼ばれる場所でもめ事の仲裁などをしていたという。
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逮捕容疑は、グリ下で待ち合わせた東京都の中学生に睡眠導入剤を渡すと言って誘い、2023年11月10~16日、自宅に誘拐したとしている。誘拐を手助けしたとして、浦野容疑者の同居女性(20)も逮捕された。府警は2人の認否を明らかにしていない。
府警少年課によると、浦野容疑者と中学生はSNS(ネット交流サービス)で知り合った。母親から「娘が大阪にいる」との連絡が寄せられ、11月16日に容疑者宅で中学生を確保した。中学生はろれつが回っておらず、睡眠導入剤などを大量に摂取していたとみられる。
容疑者宅からは向精神薬など計約150錠の薬物が見つかった。府警は、容疑者宅に複数の若者が出入りし、薬を摂取していたとみて調べている。【横見知佳】