家を建てる際に悩むもののひとつに「和室」がある。十分な土地がある場合は「一部屋ぐらい…」と即決できても、コンパクトハウスにおいては、夫婦間で意見が分かれることも。ライフスタイルや価値観の変化から、近年、増えつつある「和室不要」の意見。そんな中、こだわりのマイホームに「和室」を導入した住人の声とは。
【写真】4000万円で実現した超豪華ホテルライクな家にある「モダン和室」■客間に子どもの昼寝スペース、仕事部屋にも…用途の広い「和室」
“和室不要派”からよく聞かれるのは、「使用頻度の低さ」と「費用がかかる」こと。和室は客間やリラックススペースとして使われることが多く、寝室や子ども部屋に比べると日常生活においては必然性が低い。また、畳や障子などは、劣化や汚れに対して定期的に裏返しや張り替えなどを行う必要があり、メンテナンスに時間や費用がかかる。さらに、「和室」は日当たりや風通しを考慮する必要があるため、間取りに制約が生じることもあるという。 これらの視点に立つと、確かに新築の注文住宅に「和室」を導入するのはデメリットが多いようにも感じるが、「和室」のメリットや魅力はどのような部分にあるのだろうか。 昨年、延床25坪3階建てのコンパクトハウスを建てたMONAさんご一家。ご主人は設計士という“住まいのプロ”のご自宅は1階に5畳の和室を備えている。「和室を作るかどうかは、意見が分かれると思いますが、私は作ってよかった派です。気分を変えたい時にここで仕事すると集中できますし、子どもが小さいのでお昼寝スペースにも活用しています。来客時のゲストルームにもなっています。なにより和モダンな雰囲気が好きですね」(MONA・@mona_life_create) MONAさんご一家は3姉妹とご夫婦の5人家族。和室を作った分、1階のLDKは14.4帖とやや小さめになったが、生活するうえで狭さは感じないと話す。「リビング、寝室、仕事部屋、和室と“居場所”がたくさんあることが“狭さ”を感じさせない理由だと思います」(MONA・@mona_life_create)■「和室」に積極的じゃなかった妻、今では「作って正解だった」 建坪15坪・間口2.7mの細長い土地に住むekaoさんご一家。未就学の幼い兄弟とご夫婦4人で暮らすマイホームは、玄関を開けると廊下の先に、和モダンの建具が出迎える。その先には3畳の和室。神社仏閣巡りが趣味のご主人たっての希望で採用したそう。「集中したい時、ちょっと1人になりたい時、本を読みたい時など、無になれる大切な場所です」(ekao・@noppo_house25) 子どもたちが大きくなったら、この部屋でお正月のお年玉渡しや書き初めを楽しみたいと話す。ちなみに、当初、「和室いる?」と思っていた奥様も、『3畳でも思ってたより広いなーと感じています。大人2人は余裕で寝っ転がれるので、家族が泊まりにきても大丈夫。1番近い場所に洗面所があるので、ここで歯磨きしたり、色んな使い方で活躍してます。家作りしているときは和室いる??と思っていましたが、作って正解だったなと、いまは思っています』とのこと。 洗練されたホテルライクな暮らしが人気のみのたけほーむ(@minotake_home)さん宅の和室は、一見の価値あり。玄関の土間から入ると、砂利に飛び石を置いた空間が出現し、高級旅館を思わせるスタイリッシュな和室に行き着く。客間やリラックススペースとして使っているこの部屋は、妻のたけこさんがご自宅で最もお気に入りの場所という。「和室は広さこそ無いのですが、そこを逆手にとって、茶室や旅館をイメージさせるようなデザインで、私たちらしい空間を作れたと満足しています」(みのたけほーむ・@minotake_home) ゲストルームのほか、子ども昼寝スペース、家族のリラックスルーム、趣味の部屋として幅広く使える「和室」。マイホームに採用した人々からは、その汎用性の高さを支持する声が多くあがっている。これから家を建てる人は、デメリットとメリットを理解した上で検討を。
■客間に子どもの昼寝スペース、仕事部屋にも…用途の広い「和室」
“和室不要派”からよく聞かれるのは、「使用頻度の低さ」と「費用がかかる」こと。和室は客間やリラックススペースとして使われることが多く、寝室や子ども部屋に比べると日常生活においては必然性が低い。また、畳や障子などは、劣化や汚れに対して定期的に裏返しや張り替えなどを行う必要があり、メンテナンスに時間や費用がかかる。さらに、「和室」は日当たりや風通しを考慮する必要があるため、間取りに制約が生じることもあるという。
これらの視点に立つと、確かに新築の注文住宅に「和室」を導入するのはデメリットが多いようにも感じるが、「和室」のメリットや魅力はどのような部分にあるのだろうか。
昨年、延床25坪3階建てのコンパクトハウスを建てたMONAさんご一家。ご主人は設計士という“住まいのプロ”のご自宅は1階に5畳の和室を備えている。
「和室を作るかどうかは、意見が分かれると思いますが、私は作ってよかった派です。気分を変えたい時にここで仕事すると集中できますし、子どもが小さいのでお昼寝スペースにも活用しています。来客時のゲストルームにもなっています。なにより和モダンな雰囲気が好きですね」(MONA・@mona_life_create)
MONAさんご一家は3姉妹とご夫婦の5人家族。和室を作った分、1階のLDKは14.4帖とやや小さめになったが、生活するうえで狭さは感じないと話す。
「リビング、寝室、仕事部屋、和室と“居場所”がたくさんあることが“狭さ”を感じさせない理由だと思います」(MONA・@mona_life_create)
■「和室」に積極的じゃなかった妻、今では「作って正解だった」
建坪15坪・間口2.7mの細長い土地に住むekaoさんご一家。未就学の幼い兄弟とご夫婦4人で暮らすマイホームは、玄関を開けると廊下の先に、和モダンの建具が出迎える。その先には3畳の和室。神社仏閣巡りが趣味のご主人たっての希望で採用したそう。
「集中したい時、ちょっと1人になりたい時、本を読みたい時など、無になれる大切な場所です」(ekao・@noppo_house25)
子どもたちが大きくなったら、この部屋でお正月のお年玉渡しや書き初めを楽しみたいと話す。ちなみに、当初、「和室いる?」と思っていた奥様も、『3畳でも思ってたより広いなーと感じています。大人2人は余裕で寝っ転がれるので、家族が泊まりにきても大丈夫。1番近い場所に洗面所があるので、ここで歯磨きしたり、色んな使い方で活躍してます。家作りしているときは和室いる??と思っていましたが、作って正解だったなと、いまは思っています』とのこと。
洗練されたホテルライクな暮らしが人気のみのたけほーむ(@minotake_home)さん宅の和室は、一見の価値あり。玄関の土間から入ると、砂利に飛び石を置いた空間が出現し、高級旅館を思わせるスタイリッシュな和室に行き着く。客間やリラックススペースとして使っているこの部屋は、妻のたけこさんがご自宅で最もお気に入りの場所という。
「和室は広さこそ無いのですが、そこを逆手にとって、茶室や旅館をイメージさせるようなデザインで、私たちらしい空間を作れたと満足しています」(みのたけほーむ・@minotake_home)