鹿児島市は、公共交通の利用が難しい地域で運行しているコミュニティバス「あいばす」で、本来は運賃が無料の未就学児から誤って運賃を徴収していたケースがあったと発表しました。
鹿児島市によりますと「あいばす」は路線バスとは違って未就学児は無料ですが、2016年10月以降に市が作成した一部地域の時刻表で、「大人や小学生1人の同伴につき1人分無料」と掲載し、運行事業者にも同様の説明をしていました。
そのため誤って2人目以降の未就学児から1人80円の運賃を徴収したケースがあったということですが、具体的に何件あったかは分かっていません。
時刻表の記載が誤っていたのは、郡山、伊敷西部、谷山、谷山北部、谷山南部、喜入の6地域で、今年2月に改訂していた際に誤りに気付き、正しい運用に戻すよう運行事業者に連絡したということです。
鹿児島市交通政策課では、誤って徴収した事実を確認できるケースについては11月から返金に応じることにしています。
(2022/10/28 21:36)