札幌市南区南沢にある野菜の無人販売所で20日、誤って毒キノコが販売され、
札幌市が食中毒を引き起こす可能性があるとして注意を呼びかけていましたが、
その後、購入した人が札幌市に名乗り出ていたことがわかりました。
20日午前7時45分ごろ、無人販売所の経営者が、自宅近くで採ったキノコ2本を、
商品としてではなく一時的に販売所に置いてその場を離れました。
午前8時ごろ、経営者が販売所を確認すると、代金が置かれキノコ2本が誤って購入されていたということです。
札幌市保健所によりますと、誤って販売されたキノコ2本のうち、少なくとも1本は毒キノコであるテングタケで、
札幌市保健所は購入した心のあたりのある人に対し、食中毒を引き起こす恐れがあるため、
キノコを食べずに保健所に連絡するよう注意を呼び掛けていました。
21日午前8時半ごろ、インターネットの記事を見た札幌市南区在住の男性(60代以上)から、
「購入したかもしれない」「私のことではないか」などという趣旨の連絡があったということです。
購入した男性は買ったキノコ2本のうち1本は食べましたが、毒キノコであるテングタケは食べませんでした。
現時点で、男性の体調に問題はないということです。
(画像:テングタケ 札幌市保健所提供)