札幌市が進める冬季オリンピック招致について、秋元市長は34年の大会招致も状況は厳しいと述べました。
(秋元市長)「11月の理事会で何らかの絞り込みをされる、そこまでにおいて札幌市の状況として住民の意向を確認して理解を広げて進めていくのは現実的には難しい」
IOC=国際オリンピック委員会はきのうの理事会で、2030年と34年の冬季オリンピックの開催地を同時決定する案を承認しました。
札幌市は、30年招致を断念し、34年以降の招致に方針転換を発表しましたが、住民の理解促進に向けた準備時間は限られ、34年招致は厳しい状況に追い込まれた形です。
それでも秋元市長は「34年以降の招致の可能性は探っていきたい」と話し招致活動を進める方針です。