能登半島地震では、大きな津波が沿岸部を襲い、住宅や車が流されるなどしました。専門家は津波を大きくする「海底地すべり」が起きた可能性も指摘していて「南海トラフ地震」でも注意が必要だとしています。
【写真を見る】能登半島地震の津波調査“海底地すべり”が起きた可能性も 南海トラフ地震では「いきなり大きな津波襲来のリスク」【わたしの防災】
1月7日、石川県珠洲市三崎町で津波のメカニズムに詳しい中央大学の有川教授が調査を行いました。
<中央大学 有川太郎教授>

有川教授によりますと、壁に残された痕跡や海藻が引っかかっている位置などから、遡上した高さとしては最大で4.5メートルまで海水が押し寄せたということです。
<住民>

<中央大学 有川太郎教授>

続いて向かった鵜飼(うかい)地区には防潮堤がなく、津波が住宅を直撃しました。
<中央大学 有川太郎教授>

海底地すべりとは、地震の揺れで海の中の急斜面が崩れる現象です。その衝撃で盛り上がった海面が津波となって押し寄せます。
2009年8月に発生した「駿河湾の地震」。東名高速道路でのり面が崩落するなど、静岡県内の各地で被害がありました。最大震度は6弱。
この地震の約4か月後に撮影された駿河湾の海底の映像からは、焼津の沖合いで地すべりの痕跡が確認されています。焼津や御前崎では、実際に津波が観測されました。
<中央大学 有川太郎教授>

能登半島地震の津波を調査した中央大学の有川教授は今後、数値計算をして、津波を引き起こした断層のずれの量などを検証するということです。