住民基本台帳法違反の疑いで逮捕されたのは、杉並区役所の職員・市川直央容疑者(32)です。
市川容疑者は去年4月と今年2月ごろ、知人の佐々木洋樹容疑者(34)から依頼を受けて、住民基本台帳ネットワークシステムで男女2人分の住所などの個人情報を閲覧し、その内容を伝えた疑いが持たれています。
警視庁によりますと、当時、区民課の主事を務めていた市川容疑者は、佐々木容疑者からの依頼を受けて、他にも20人以上の個人情報を漏洩(ろうえい)した可能性があるということです。
佐々木容疑者は暴力団関係者に頼まれて、人探しをしていたとみられ、警視庁が経緯を調べています。
杉並区長は、「事実関係が明らかになった時点で、厳正な処分を行う」としています。