埼玉県教育委員会は9日、虚偽の診断書を提出したとして、三郷市立新和小学校の男性教頭(52)を停職1か月の懲戒処分とした。
男性教頭は同日付で依願退職した。
発表によると、男性教頭は昨年12月27日、12日間(11月29日~12月10日)の病気休暇を取得しようと、罹患(りかん)していないリンパ腫の可能性があると書かれた虚偽の診断書を自作して、校長に提出した。翌12月28日に校長が市教育委員会に病気休暇について説明したところ、市教委から病院の所在地が異なるとの指摘を受け、病院に問い合わせると、診断書を作成していないことが判明した。
男性教頭は「うそを重ね、本当のことを言えなくなってしまった」と話している。男性教頭はリンパ腫ではなかったが、体調不良が続いており、仕事を継続することは難しかったという。男性教頭はこのほか2020年11~12月の3日間、虚偽の報告をして家族看護休暇を取得していた。