ディズニー新グッズ発売のたびに横行する“転売問題”。しかし最近は、“代行”と称した行為が多発しているという。「イット!」では、実際に代行を請け負う当事者を取材した。“代行”を請け負う当事者は、グッズを買えなかった経験から、転売ではなく代行として、欲しい人に届けたいと思うようになったと主張した。
3日からディスニーシー限定で、人気キャラクターダッフィー&フレンズの新グッズが発売。しかし、発売されたばかりの商品が、今回もフリマサイトに続々出品されている。
ところが、最近では転売ではなく、代行として業者さながらの取引をする動きが…。
SNSで「ディズニー代行」と検索すると、ディズニーのグッズの代行に関する投稿が出てくる。
ざっと見ただけでも、100件以上。そこには「当日受付可能です」など、業者さながらの文言が並ぶ。
転売は、フリマサイトなどを通じて販売者側から提示された金額を購入者が支払い、商品を受け取るのが一般的だ。
しかし代行は、SNSなどを通じ、受け付けしている販売者に購入者が代行を依頼。販売者は商品の定価送料、手数料などをあわせた金額を購入者に請求する形となっている。
「イット!」は、実際に代行を請け負う当事者を取材した。
“ディズニー代行”を請け負う人:これ(1箱)で1人分、結構パンパンで。きょうで14~15件で、発送したのが5~6個だから、毎回20人くらい。受けているのが。
オリエンタルランドは、グッズの「営利活動」、「転売目的での商品の購入」を禁止行為と明示しているが、代行を請け負う人によると「交通費含めてもらっても、利益というか完全に手元に残るのが1万円いかない」という。
代行を続ける理由については、「どうしても、自分が(グッズを)買えなかったときに、転売のものを買うしか手段がなかった。どうしてもそれが悔しくて」と話す。グッズを買えなかった経験から、転売ではなく代行として、欲しい人に届けたいと思うようになったと主張した。
オリエンタルランドは「グッズの転売・代行について、今後も引き続き対応策を検討してまいります」とコメントしている。(「イット!」10月4日放送より)