中秋の名月の6日、頭髪の薄い人たちを集めた青森県鶴田町のNPO法人「ツル多はげます会」が、町内で秋の例会「中秋の有多毛(うたげ)」を開いた。
同会は「毛が(けが)ない」にかけて交通安全を呼びかけるなど、ユニークな活動で知られる。
6日は町内外から23人が参加し、パネルの穴から出たはげ頭を誰のものか当てる「名月当てクイズ」や、はげ頭をめがけて冷却シートを投げる「ハゲピタダーツ」が行われ、会場は笑いに包まれた。
ひもでつないだ吸盤を頭につけて引っ張り合う「吸盤綱引き」では、激しい戦いの末、板柳町の自衛官神成健吾さん(55)が3連覇を果たした。
神成さんは「頭皮の手入れを頑張ってきた。孫に頭をなでてもらうことが強さの秘訣(ひけつ)」とうれしそうに話していた。