―[異端の常識]―

「日本人ファースト」というキャッチコピーを引っ提げ、’25年7月の参院選で一躍、注目を浴びた参政党。「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」を理念に掲げており「右派政党」と紹介されることが多い。だが「参政党の支持者は、安倍元首相が呼ぶところの『岩盤支持層』や、『ネット右翼』とは層が明らかに異なる」と指摘するのは、編集者・ライターの梶原麻衣子氏。元“右翼”雑誌編集者として、同党をどのように見ているのか聞いた。
◆参政党ブームは陽キャの推し活です

「『ネット右翼』が活動を始めた’00年代初頭はまだ世の中にスマホも普及しておらず、活動と言えば、ネットで各自が自分の主張を書き込むくらい。今で言う“陰キャ”的な存在でした。’10年代にはネット右翼の一部から『行動する保守』と呼ばれる人々が登場し、一部は『在特会(在日特権を許さない市民の会)』に合流します」