アスクルへのサイバー攻撃で、他社の受注停止など影響が広がっています。アサヒグループと同様にランサムウェア(不正プログラム)によるものですが、リスクや危機が身近に迫っています。AIの進化で日本語が自然になる中、何に気をつけるべきでしょうか?■無印、ネットストアでの受注を停止藤井貴彦キャスター「ネット通販大手のアスクルがサイバー攻撃を受けたことを発表してから(23日で)4日となりますが、影響は意外なところにも広がっています。東京・銀座にある生活雑貨店の無印良品で買い物をした女性に聞きました」
女性「ネットで(パンツを)買おうと思ったら、(システム)障害があるからネットでは買えませんということで…」「アスクルがサイバー攻撃を受けた影響で、無印良品はネットストアでの受注を停止。女性はパンツを購入するため、23日までに3店舗を巡ったといいます。女性は『(店から)遠くに住んでいたり、天気(の変化)とかあったらすごく不便に感じる』と言います」■ロフトやそごう・西武も受注停止藤井キャスター「他にもロフトや、そごう・西武(一部)が、ネットストアでの受注を停止しています。ロフトのネットストアでは、商品ページを開くと『ネットストアのご注文の受付を停止しています』とあり、在庫切れ表示が出ています」藤井キャスター「サイバー攻撃を受けたのはアスクルなのに、なぜ他の企業にまで影響が出ているのでしょうか?」■社内の物流システムに障害→影響拡大小栗泉・日本テレビ報道局特別解説委員「今回アスクルはサイバー攻撃を受け、社内の物流システムに障害が発生しています。子会社の物流会社もこのシステムを利用していました。無印良品やロフト、そごう・西武はこの物流会社に配送業務を委託していたので、今配送ができない状況となっています」■在庫がわずか…医療現場にも影響が小栗委員「さらに、医療現場にまで影響が出ています。『訪問看護ステーション ブロッサム』では、アルコール消毒に使う綿などを、価格や配送の便利さからアスクルで大量に購入していますが、在庫があとわずかになっていました」西村直之社長「在庫があと5箱なんですよ。これで大体1週間ぐらいです。外で買うと2.5~3倍の価格になっています。心配、不安もあります」小栗委員「看護の質を維持するため、費用の増加は会社で負担する考えだと話していました」■アサヒも…ランサムウェアによる攻撃小栗委員「こうした事態を受け、アスクルは親会社のLINEヤフーや外部のセキュリティー企業とともに、100人規模の調査チームを結成して、解消に向けて取り組んでいるということです」藤井キャスター「最近だとアサヒグループもサイバー攻撃を受けていますし、リスクや危機が身近に迫ってきていますね」小栗委員「アスクルやアサヒが攻撃を受けたのは、ランサムウェアという不正プログラムによるものです。今回なぜこれに感染したのかははっきりしていません」「ただ、日本プルーフポイントの増田幸美さんは、企業のセキュリティーシステムのぜい弱さだけでなく、個人のセキュリティー意識の甘さを突いて、企業全体のシステムがこうしたウイルスに感染してしまうことがあると指摘しています」藤井キャスター「規模が大きいだけに、私たちは一体何ができるのかと悩むかもしれませんが、どんなことができるでしょうか?」「セキュリティーシステムに詳しい増田さんから提供していただいた、詐欺グループが実際に使っていた偽の画面があります。『最近のサインインアクティビティを確認してください』という文章とともに、『サインインを確認する』というボタンがついています」「ここをクリックすると個人情報の入力画面に進んで、情報を抜き取られてしまうということです。こうした画面がメールで送られてきた場合、サイバー攻撃の可能性があるといいます。実際に文章を読んでみても、非常に自然な日本語ですよね」「増田さんは、AIの進化によって、たとえ海外の犯罪組織でもなめらかな日本語が使えるようになっているといいます」■フリーWi-Fiから個人情報抜き取りも藤井キャスター「これまでは漢字が間違っているなど、日本語の不自然さも怪しいかどうかの判断材料にしていましたが、それももう通用しなくなっているのですね」小栗委員「他にも、フリーWi-Fiによる感染もあるといいます。お店のフリーWi-Fiと全く同じ名前のWi-Fiで接続させて、個人情報を抜き取る手口もあるということです」「増田さんは、フリーWi-Fiはなるべく使わないようにする、もし使うとしても接続中は個人情報などの入力はしないように注意してほしい、と指摘していました」藤井キャスター「どこがリスクなのかが分かりづらくなっているからこそ、より慎重な行動が必要な時代になっています。少しでもリスクがあると思った場合には、むやみに前に進まないことが大切です」(10月23日『news zero』より)
アスクルへのサイバー攻撃で、他社の受注停止など影響が広がっています。アサヒグループと同様にランサムウェア(不正プログラム)によるものですが、リスクや危機が身近に迫っています。AIの進化で日本語が自然になる中、何に気をつけるべきでしょうか?
藤井貴彦キャスター「ネット通販大手のアスクルがサイバー攻撃を受けたことを発表してから(23日で)4日となりますが、影響は意外なところにも広がっています。東京・銀座にある生活雑貨店の無印良品で買い物をした女性に聞きました」
女性「ネットで(パンツを)買おうと思ったら、(システム)障害があるからネットでは買えませんということで…」
「アスクルがサイバー攻撃を受けた影響で、無印良品はネットストアでの受注を停止。女性はパンツを購入するため、23日までに3店舗を巡ったといいます。女性は『(店から)遠くに住んでいたり、天気(の変化)とかあったらすごく不便に感じる』と言います」
藤井キャスター「他にもロフトや、そごう・西武(一部)が、ネットストアでの受注を停止しています。ロフトのネットストアでは、商品ページを開くと『ネットストアのご注文の受付を停止しています』とあり、在庫切れ表示が出ています」
藤井キャスター「サイバー攻撃を受けたのはアスクルなのに、なぜ他の企業にまで影響が出ているのでしょうか?」
小栗泉・日本テレビ報道局特別解説委員「今回アスクルはサイバー攻撃を受け、社内の物流システムに障害が発生しています。子会社の物流会社もこのシステムを利用していました。無印良品やロフト、そごう・西武はこの物流会社に配送業務を委託していたので、今配送ができない状況となっています」
小栗委員「さらに、医療現場にまで影響が出ています。『訪問看護ステーション ブロッサム』では、アルコール消毒に使う綿などを、価格や配送の便利さからアスクルで大量に購入していますが、在庫があとわずかになっていました」
西村直之社長「在庫があと5箱なんですよ。これで大体1週間ぐらいです。外で買うと2.5~3倍の価格になっています。心配、不安もあります」
小栗委員「看護の質を維持するため、費用の増加は会社で負担する考えだと話していました」
小栗委員「こうした事態を受け、アスクルは親会社のLINEヤフーや外部のセキュリティー企業とともに、100人規模の調査チームを結成して、解消に向けて取り組んでいるということです」
藤井キャスター「最近だとアサヒグループもサイバー攻撃を受けていますし、リスクや危機が身近に迫ってきていますね」
小栗委員「アスクルやアサヒが攻撃を受けたのは、ランサムウェアという不正プログラムによるものです。今回なぜこれに感染したのかははっきりしていません」
「ただ、日本プルーフポイントの増田幸美さんは、企業のセキュリティーシステムのぜい弱さだけでなく、個人のセキュリティー意識の甘さを突いて、企業全体のシステムがこうしたウイルスに感染してしまうことがあると指摘しています」
藤井キャスター「規模が大きいだけに、私たちは一体何ができるのかと悩むかもしれませんが、どんなことができるでしょうか?」
「セキュリティーシステムに詳しい増田さんから提供していただいた、詐欺グループが実際に使っていた偽の画面があります。『最近のサインインアクティビティを確認してください』という文章とともに、『サインインを確認する』というボタンがついています」
「ここをクリックすると個人情報の入力画面に進んで、情報を抜き取られてしまうということです。こうした画面がメールで送られてきた場合、サイバー攻撃の可能性があるといいます。実際に文章を読んでみても、非常に自然な日本語ですよね」
「増田さんは、AIの進化によって、たとえ海外の犯罪組織でもなめらかな日本語が使えるようになっているといいます」
藤井キャスター「これまでは漢字が間違っているなど、日本語の不自然さも怪しいかどうかの判断材料にしていましたが、それももう通用しなくなっているのですね」
小栗委員「他にも、フリーWi-Fiによる感染もあるといいます。お店のフリーWi-Fiと全く同じ名前のWi-Fiで接続させて、個人情報を抜き取る手口もあるということです」
「増田さんは、フリーWi-Fiはなるべく使わないようにする、もし使うとしても接続中は個人情報などの入力はしないように注意してほしい、と指摘していました」
藤井キャスター「どこがリスクなのかが分かりづらくなっているからこそ、より慎重な行動が必要な時代になっています。少しでもリスクがあると思った場合には、むやみに前に進まないことが大切です」