コンビニに落とし物として届けられた財布をだまし取ったとして京都府警西京署は20日、詐欺容疑で、京都府宇治市木幡南山の会社員、中尾健(つよし)容疑者(28)を逮捕した。容疑を認めている。

西京署によると、財布には現金約30万円が入っており、他の客が落とし物として店員に届け出た。中尾容疑者は店内で買い物を終えた後、駐車場からこうした様子を見ていたという。

逮捕容疑は、3月4日午後5時5分ごろ、京都市西京区のコンビニで店員に対し、「黒の財布忘れていませんでしたか」「それそれ」などと告げ、財布を詐取したとしている。

約30分後、財布の所有者が「(コンビニ店員が)私の財布を別の人に渡したようだ」と近くの交番に届け出た。同署が詳しい経緯を調べる。