図書館の老朽化が問題となっている静岡・伊東市。田久保市長が新図書館建設計画を白紙にしてから議論はストップしたままです。一方で、田久保市長はSNSの発信を活発化。その投稿内容とは。18日、伊東市役所で開かれた百条委員会。田久保市長の学歴詐称疑惑について調査の精度を高めるため、東洋大学に今月29日を期限に文書の照会を求めることが決まりました。疑惑が晴れないまま田久保市長が、今、取り組もうとしているのが…。
(伊藤 薫平 キャスター)「図書館の一番上、屋上を見てみますと、外壁部分、レンガが剥がれ落ちています」さらに…。(伊藤 薫平 キャスター)「建物の顔となる正面入り口です。こちらの階段に無数のヒビが入っているのがわかります」外観を見ただけでも古くなっているのがわかる伊東市の図書館の老朽化問題です。先週末、田久保市長が就任後初めて視察に訪れました。(職員)「伊東市の資料になりますので、大雨の時なんかブルーシートで対応しているんですけども。ちょうど電灯のところから落ちてくる感じですかね」(伊東市 田久保 真紀 市長)「雨漏りしているなと思ってからどれくらい経っています?10年くらい」(職員)「屋根が落ちたのは7~8年」(伊東市 田久保 真紀 市長)「7~8年くらい前から?」竣工から45年が経ち、天井からは雨漏り湿気で古い本も激しく痛み、老朽化が深刻な問題となっているのです。(伊東市 田久保 真紀 市長)「ちょっとびっくりしました。あまりにも、やらなきゃいけない手入れも全然されてきていないし、大規模修繕もどこかでちゃんと計画たてて、やるべきだがそれもされていないし、非常にこれは問題だなと」図書館の“現状”はどうなっているのか。市の担当課に聞きました。(伊東市教育委員会 西川 豪紀 教育部長)「今まで計画していた新図書館の建設っていうのはストップしていますけど、今後新たな図書館を作るかっていうのは、まだ何も。こう白紙の状態でございます」図書館問題をめぐって、前市長は約42億円を投じて新たな図書館を建てる考えで10月にも着工を目指していましたが、市長選で田久保市長は物価高騰などで苦しむ市民生活への対応が最優先と主張し計画されていた新図書館の建設中止を掲げ初当選。就任後すぐに新図書館の新築工事の入札を中止しましたがそれ以降何も進んでいないといいます。田久保市長は視察の際に大規模改修がされていないと指摘していましたが…。(伊東市 田久保 真紀 市長)「新図書館とかを建設するというようなことがありましたので、なかなか大規模な改修が、お金を投じるってことができなかったという、そういう状況がございました」Q.見据えていたからこそ、あえて補強しすぎなかったと?「そういうことになります」今後、どうするのか。田久保市長は学歴詐称疑惑の真っただ中でこのような発言も…。(伊東市 田久保 真紀 市長)「まず今の新図書館計画建設事業 の所には、源泉がございます。その源泉を生かしつつ図書館もできないものかと色々考えて調べてみたところ、温泉カフ ェという形でですね。いま伊東で出来ないかどうか実現の可能性を探らせていただいています」温泉施設を併設した案や、統廃合で使わなくなった小学校の校舎への移転案などを発言していますが…。どれくらいの年数がかかるのでしょうか。(伊東市教育委員会 西川 豪紀 教育部長)「相当年数かかるという風には思います。中止になった新図書館の建設事業でさえも、もう6~7年の期間を抱えていますので、そういった意味では、やはり新たなものを図書館をつくるということになれば、やはり同じような年数かなという風に思います」また小学校に移転する場合も校舎自体がすでに竣工から49年となっているほか他の自治体の例をみても修繕費が数十億円かかる可能性があるといいます。そして田久保市長と市の担当課の歩調はというと…。(伊東市教育委員会 西川 豪紀 教育部長)「突然というか、市長がご自身の発言をされているということで、私どもには全く相談と言いますかね、話がなかったという風には思ってます。私はこういうことを今考えてて、これからいわゆる民間の事業者と話をするっていうような、そんなことは事前にあってもおかしくはないのかなという風に思いますけども」早急に新たな計画を練り直さなければならない段階にあるものの、市職員からは市長の情報共有不足を指摘する声。さらに自身の学歴詐称疑惑で、市議会との関係性は悪化。その他にも副市長や教育長も空席が続き一刻も早い正常な状態での行政運営が求めれています。一方で、その田久保市長は、SNSでの情報発信を活発化。2日前には、こんな投稿を。(田久保市長の投稿)『今回の騒動の全容がやっと見えてきました。事実関係に基づいてその目的を明らかにしてきます』意味深な発言をしたものの今のところその詳しい内容について投稿は行われていません。そして、SNSでの情報発信といえば8月11日にも田久保市長を刑事告発した建設会社の社長と交わしていたラインのやりとりを公開。そこには2人しか知りえないプライベートな内容も。さらに田久保市長は、「これまで沈黙を通してきましたがここから先は今この町で何が起きていて何と対峙しなければならないのかはみなさんが公開される事実から見てとれるもので考えて議論していただきたいと思います」と書き込んでいました。伊東市の行政課題が山積する中。田久保市長は今後、何を発信していこうと考えているのでしょうか。(スタジオ解説)(伊藤 薫平 キャスター)ではそのSNSの内容について見ていきます。おととい、2日前に更新した内容がこちらです。『今回の騒動の全容がやっと見えてきました。事実関係に基づいて、その目的を明らかにしていきます』と。内容というのは、恐らくこの学歴詐称疑惑に関してのことだと想像されますが、その後、この件に関して、本人の投稿や発言は今のところはない状況となっています。「騒動の全容」という話をしていますが、そもそも百条委員会での答弁であったり、あの記者会見の回答であったり、論点がずらされるような回答もありますし、最大の焦点となっている卒業証書、こちらも提出されていないままです。ですので、市長本人が『全容がやっと見えてきました』というよりは、市長自身が全容を見せる必要があるのでは…という風に取材をしていて感じることもあるんですが、津川さん、どうこちらは見ますか?(津川 祥吾 アンカー)ごめんなさい。えっと、何言っているかわからない…。目的を明らかに…目的って何の目的?(伊藤 薫平 キャスター)そうなんですよね。なので詳しい内容というのを私たちもこれは取材させていただきたいとは思うんですが、学歴詐称疑惑に関しても…『全容が何か見えてきた』。(津川 祥吾 アンカー)何かご説明いただくってことですよね。(伊藤 薫平 キャスター)はい。今後、その辺りもお聞きしたいなとは思うんですが、SNSに関しては、こういった別の内容もあります。8月11日です。刑事告発した建設会社社長とのLINEのやり取りを公開しました。こちらです。『ここまで沈黙を通してきましたが、ここから先は、今この町で何が起きていて、何と対じしなければならないのかは、みなさんが公開される事実から見て取れるもので考えて議論していただきたいと』市長としては、主な主張の場を、会見の場ではなくてSNSに置いたようにも感じたんですけれども、津川さん、ちょっと別の議論、視点を持ってきてるようにも感じますが、内容は詳細に理解することは難しいんですけれども、どう感じますか?(津川 祥吾 アンカー)あのですね、最初に図書館の問題があったじゃないですか。田久保市長が、市の人、市の職員の人、あるいは市民とですね、ちゃんと信頼関係をしっかりと結んでコミュニケーションを取るということは、ものすごく大事なことなんですが、田久保市長の今の信頼の問題とはちょっと別にですね、そもそも、この伊東市の行政課題をどうやって解決をしていくか、この図書館の問題どうしていくのかということについては、ある意味、別途、同時に議論してかなきゃいけないところで…、三島さん、やはり、特にこの図書館の問題というのは、市民の方々にとっても関心が高いでしょうし、だからこそ、この間の市長選の結果が出たと思うんですが、どのように感じますか?(コメンテーター どんどん 代表取締役 三島 徹平氏)そうですね、この図書館の問題に関しては、完全に今回のこの学歴詐称疑惑とは切り離して、私も考えるべきだなと思います。やはり物価対策というところに、より資金を優先していきたいというの気持ちは分かるんですけども、一方、図書館というものも、やはり社会のインフラではありますから、教育的な観点ですとか、歴史を紡いでいくというところですとか、そういった意味では非常に重要なものですので、まずは道筋を示していただきたいなと…そういうふうに思いますね。