県高教組「高校つぶしを強行」富山県の県立高校再編を批判

県立高校の教職員で作る組合がきょう定期大会を開き、富山県が進める県立高校の再編を批判しました。県高等学校教職員組合 中山洋一委員長 「今の高校生と学校の実態、そういうものを置き去りにして少子化なんだから仕方ないでしょうということであくまで経済効果、経済効率。こういう視点から高校つぶしを強行しようとするものだと受け止めています」射水市で開かれた組合の定期大会で中山洋一委員長は、県立高校再編の議論は教育の現場を置き去りにしていると批判しました。県立高校再編の構想は現在の34校を大・中・小規模校に再構築して2038年度には20校から22校にまで絞り込む方針です。中山委員長はさらに「百年の計と言われる教育が時の行政の長である知事の過度な関与で方向づけられることは許されない」と述べ、新田知事の進め方を批判しました。組合はあす、今年度の運動方針を決議します。