【都議選】小泉進次郎農相就任1か月「仕事でホッとすることはありません」 輸入米には危機感

小泉進次郎農相が20日、東京都議選(22日投開票)の応援演説を行った。
小泉氏は中央区で行なわれた自民党公認の石島ひでき候補の演説会の応援に駆け付けた。大臣に就任して1か月となる小泉氏は「1日を、2日か3日と感じるぐらい色んな決断と判断をしている。だから正直言って、仕事でホッとすることはありません」と吐露。続けて「だけど石島さん会うとホッとする。そんな安心感を地域の皆さんにも与えてきた方です」と石島候補の人柄をアピールした。
小泉氏は大臣就任直後から備蓄米放出を入札制制度から随意契約に切り替え5キロ2000円前後のコメが店頭に並ぶようになるなどコメ改革を推進。「緊張感のある仕事を毎日していますけど、ちょっとだけホッとしているのは3週間連続で全国のお米の平均価格が下がってきた。ようやくマーケットの状況が動いてきた」と笑みを見せた。
そんな小泉氏が危機感を募らせるのが海外から輸入米。「昨年と比べて海外からの米の輸入が80倍なんです。高い関税を払ってでも、日本にお米を入れてスーパーの店頭に並べる。お米の異常な高騰をなんとかしなければ、どんどん海外のお米に棚を取られていく。これをなんとか食い止めたい」と語気を強めた。
またも高騰するお米の代替としてパン、麺、シリアルを購入するといった消費行動の変化にも厳しい目を向ける。「お米の問題を放置していたら、消費者のお米離れが進みかねない。なんとか食い止めようと思い、政治決断だということで備蓄米の放出に踏み切りました」と説明した。