先月5日、東京・板橋区の路上で横断歩道を渡っていた88歳の女性を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走したとして51歳の男が逮捕されました。 ひき逃げなどの疑いで逮捕された板橋区の会社員・牧野利充容疑者(51)は、先月5日の午後1時半すぎ、板橋区の路上で、徒歩で横断歩道を渡っていた近くに住む塩井久美子さん(88)を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、塩井さんは1人で歩いていたところ、牧野容疑者の乗用車にひかれて頭を強く打ち、事故から10日後に死亡しました。 防犯カメラなどの捜査で逮捕に至ったということで、牧野容疑者の乗用車の左前方部分には人とぶつかったような傷があったということです。 取り調べに対し、牧野容疑者は「歩行者にぶつかってはいません」と容疑を否認しています。
4人殺傷、無期懲役が確定 兵庫、クロスボウ発射の男
兵庫県宝塚市の住宅で2020年、家族ら4人がクロスボウ(洋弓銃)で殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた野津英滉被告(28)を無期懲役とした神戸地裁裁判員裁判の判決が17日までに確定した。被告側、検察側双方が期限までに控訴しなかった。地裁が明らかにした。
判決は完全責任能力を認定した一方、発達障害が動機形成に与えた影響などを考慮し、検察側が求刑した死刑を回避した。
判決によると20年6月4日、自宅で同居の祖母好美さん=当時(75)=と弟英志さん=同(22)、別居の家から訪れた母マユミさん=同(47)=の頭に矢を命中させて殺害、伯母(55)に重傷を負わせた。