先月5日、東京・板橋区の路上で横断歩道を渡っていた88歳の女性を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走したとして51歳の男が逮捕されました。 ひき逃げなどの疑いで逮捕された板橋区の会社員・牧野利充容疑者(51)は、先月5日の午後1時半すぎ、板橋区の路上で、徒歩で横断歩道を渡っていた近くに住む塩井久美子さん(88)を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、塩井さんは1人で歩いていたところ、牧野容疑者の乗用車にひかれて頭を強く打ち、事故から10日後に死亡しました。 防犯カメラなどの捜査で逮捕に至ったということで、牧野容疑者の乗用車の左前方部分には人とぶつかったような傷があったということです。 取り調べに対し、牧野容疑者は「歩行者にぶつかってはいません」と容疑を否認しています。
乳児院職員が切りつけられ死亡 逮捕の女、子どもの誕生日に…面会拒否で犯行か 夫が取材に応じる
佐賀市の児童福祉施設で5月31日、女性職員が包丁で切りつけられ死亡した事件で、逮捕された女の夫が取材に応じ、事件までの経緯が明らかになりました。 ◇現場は、佐賀市の乳児院。乳児院とは、保護者の事情で家庭で育てられない乳幼児を、24時間体制で養育する施設です。逮捕された、平田ミル容疑者(28)。「子どもに会いに行く」と夫に告げたあと、事件は起きました。乳児院の職員「刃物を持った女性が暴れている。早く来てください」
警察によると平田容疑者は5月31日の夕方、乳児院の女性職員・川原千恵さん(55)を包丁で切りつけ、殺害した疑いがもたれています。子どもへの面会を拒否された直後のことでした。取材に応じた夫は…。平田容疑者の夫「取り返しがつかないことをした。謝って済むことではないと思う」夫によると、元々は夫婦と子ども、家族3人で暮らしていたといいますが、半月ほど前から平田容疑者の言動をきっかけに、子どもが乳児院に入ることになったといいます。何があったのか。県や夫によると、5月12日に夫が子どもを保育園に預けたところ、熱があることが判明、自宅に帰されたといいます。すると平田容疑者は、保育園の職員に暴言を浴びせ、さらに子どもに対しても…。平田容疑者(28)「あっち行け」「おまえはいらない」保育園の職員が児童相談所に連絡し、子どもは乳児院へ送られることになったといいます。翌日には、児童相談所を訪れたという平田容疑者。その際、「子どもを返して!」「私が死んで復讐(ふくしゅう)してやる!」などと叫び回ると、消毒液を飲んだり、職員がつけていたネームプレートのひもを取って自分の首を絞めたりするなど、暴れたといいます。平田容疑者は警察に保護されることに。その後、県が面談を行い、様子が落ち着いたことなどから入院などは不要と判断し、帰宅することになったといいます。そして、子どもの誕生日だった5月31日、平田容疑者は「子どもに会いに行く」と夫に告げます。しかし、児童相談所は夫婦そろっての面会を条件としていたため、夫は平田容疑者に、こう忠告したそうです。平田容疑者の夫「『明日にしろ』と言っていた。妻が面会すると言っていた時間が、自分が仕事で間に合わない時間だった」夫の忠告を聞かず、子どもに会いに行った平田容疑者は、面会を断られ、事件を起こしたとみられます。調べに対し「記憶にないから分からない」と、容疑を否認しているということです。
佐賀市の児童福祉施設で5月31日、女性職員が包丁で切りつけられ死亡した事件で、逮捕された女の夫が取材に応じ、事件までの経緯が明らかになりました。
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現場は、佐賀市の乳児院。乳児院とは、保護者の事情で家庭で育てられない乳幼児を、24時間体制で養育する施設です。
逮捕された、平田ミル容疑者(28)。「子どもに会いに行く」と夫に告げたあと、事件は起きました。
乳児院の職員「刃物を持った女性が暴れている。早く来てください」
警察によると平田容疑者は5月31日の夕方、乳児院の女性職員・川原千恵さん(55)を包丁で切りつけ、殺害した疑いがもたれています。子どもへの面会を拒否された直後のことでした。
取材に応じた夫は…。
平田容疑者の夫「取り返しがつかないことをした。謝って済むことではないと思う」
夫によると、元々は夫婦と子ども、家族3人で暮らしていたといいますが、半月ほど前から平田容疑者の言動をきっかけに、子どもが乳児院に入ることになったといいます。何があったのか。
県や夫によると、5月12日に夫が子どもを保育園に預けたところ、熱があることが判明、自宅に帰されたといいます。すると平田容疑者は、保育園の職員に暴言を浴びせ、さらに子どもに対しても…。
平田容疑者(28)「あっち行け」「おまえはいらない」
保育園の職員が児童相談所に連絡し、子どもは乳児院へ送られることになったといいます。
翌日には、児童相談所を訪れたという平田容疑者。その際、「子どもを返して!」「私が死んで復讐(ふくしゅう)してやる!」などと叫び回ると、消毒液を飲んだり、職員がつけていたネームプレートのひもを取って自分の首を絞めたりするなど、暴れたといいます。
平田容疑者は警察に保護されることに。その後、県が面談を行い、様子が落ち着いたことなどから入院などは不要と判断し、帰宅することになったといいます。
そして、子どもの誕生日だった5月31日、平田容疑者は「子どもに会いに行く」と夫に告げます。しかし、児童相談所は夫婦そろっての面会を条件としていたため、夫は平田容疑者に、こう忠告したそうです。
平田容疑者の夫「『明日にしろ』と言っていた。妻が面会すると言っていた時間が、自分が仕事で間に合わない時間だった」
夫の忠告を聞かず、子どもに会いに行った平田容疑者は、面会を断られ、事件を起こしたとみられます。