横断歩道渡っていた88歳女性を乗用車ではねて死亡させ逃走か…51歳男を逮捕 東京・板橋区 容疑を否認

先月5日、東京・板橋区の路上で横断歩道を渡っていた88歳の女性を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走したとして51歳の男が逮捕されました。 ひき逃げなどの疑いで逮捕された板橋区の会社員・牧野利充容疑者(51)は、先月5日の午後1時半すぎ、板橋区の路上で、徒歩で横断歩道を渡っていた近くに住む塩井久美子さん(88)を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、塩井さんは1人で歩いていたところ、牧野容疑者の乗用車にひかれて頭を強く打ち、事故から10日後に死亡しました。 防犯カメラなどの捜査で逮捕に至ったということで、牧野容疑者の乗用車の左前方部分には人とぶつかったような傷があったということです。 取り調べに対し、牧野容疑者は「歩行者にぶつかってはいません」と容疑を否認しています。

輪島ビル倒壊、基礎くい破壊要因 国交省の有識者委が報告書

能登半島地震で横倒しとなった石川県輪島市のビル=2024年9月
国土交通省の有識者委員会は12日、能登半島地震で石川県輪島市中心部の7階建てビルが倒壊したのは、基礎部分のくいの先端が壊れたことなどが要因となった可能性があるとする最終報告書を取りまとめた。
ビルは鉄筋コンクリート造の地上7階建てで1975年に完成した。地震で片側が大きく沈み込んで横倒しになった。隣の飲食施設が下敷きになり、2人が死亡した。
報告書は、ビル建設時はくいに関する耐震基準が導入されておらず、揺れに対する抵抗力が弱かったと指摘した。大きな揺れでくいが壊れたことに加え、ビルの柱の配置が偏っていたことで重量が特定部分に集中。地盤の弱さも影響するなど、複合的な要因で倒壊したと推定した。