横断歩道渡っていた88歳女性を乗用車ではねて死亡させ逃走か…51歳男を逮捕 東京・板橋区 容疑を否認

先月5日、東京・板橋区の路上で横断歩道を渡っていた88歳の女性を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走したとして51歳の男が逮捕されました。 ひき逃げなどの疑いで逮捕された板橋区の会社員・牧野利充容疑者(51)は、先月5日の午後1時半すぎ、板橋区の路上で、徒歩で横断歩道を渡っていた近くに住む塩井久美子さん(88)を乗用車ではねて死亡させ、そのまま逃走した疑いがもたれています。 警視庁によりますと、塩井さんは1人で歩いていたところ、牧野容疑者の乗用車にひかれて頭を強く打ち、事故から10日後に死亡しました。 防犯カメラなどの捜査で逮捕に至ったということで、牧野容疑者の乗用車の左前方部分には人とぶつかったような傷があったということです。 取り調べに対し、牧野容疑者は「歩行者にぶつかってはいません」と容疑を否認しています。

馬車馬「国民には強いないで」 高市氏発言が波紋

自民党総裁選後に開かれた両院議員総会であいさつする高市早苗新総裁=4日午後3時3分、東京・永田町の党本部
自民党の高市早苗新総裁が、所属議員向けのあいさつで「全員に馬車馬のように働いてもらう。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言したことが波紋を広げている。交流サイト(SNS)では「国民には強いないでほしい」などと戸惑いの声が上がった。
「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」と強調した高市氏。SNSでは「働き過ぎを美徳とする考え方こそ、日本を疲弊させてきた原因」と疑問視する投稿が相次いだ。「心強い」との声もあった。
政府は、長時間労働削減を喫緊の課題として、働き方の見直しに向けた取り組みを進めている。
コンサルティング企業「ワーク・ライフバランス」(東京)の小室淑恵社長は「自身の決意としての言葉ではあるが、なぜワークライフバランスが社会にとって大切なのか分かった上での発言なのか疑問だ」と指摘する。「法定労働時間内でも両立が難しい現状を重視し、時間内で働いて評価され、生活できる給料が得られる日本をどうつくるのか尽力するのが優れたリーダーではないか」と訴えた。