安倍晋三元首相が凶弾に斃(たお)れてからちょうど100日を迎えた今月15日、地元である山口県で県民葬が執り行われた。
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【写真を見る】県民葬で昭恵夫人が見せた悲しみの表情 県民葬が執り行われたのは、山口県・下関にある「海峡メッセ下関」。そこには、統一教会問題の渦中にある細田博之衆院議長や、林芳正外相の姿もあった。 会場で長い行列を作ったのは、献花に訪れた一般の人々。 約5千人が参列した盛大な葬儀で、国葬以来、約半月ぶりに姿を見せた昭恵夫人の表情には、深い哀傷が浮かんでいた。
葬儀のあいさつで初めて心境を語った昭恵夫人「だんだんと私も実感が湧いてきて、ああ本当にいなくなってしまったんだなと、さみしさが増してきているような日々でございます」献花台には一般の人々が長い列を作った と、式典あいさつで初めて心境を語った昭恵夫人。 彼女の左手薬指には、赤い宝石が埋め込まれた指輪が光っている。 安倍元首相にプレゼントされた物なのだろうか、令和の即位の礼でも身に着けていたもので、きっと彼女にとって大切な指輪なのだろう。 10月6日号の「週刊新潮」で報じられた通り、林外相により国葬から排除されてしまった台湾だが、県民葬には立法委員(国会議員)ら約100名が訪れた。 また、翌日、安倍家の墓を訪ねると、台湾人の団体による花も手向けられていた。日台友好に尽力した安倍元首相にふさわしい光景である。安倍家の墓には、まだ遺骨が入っていないという しかし、まだこの墓には、安倍元首相の遺骨は眠っていないのだという。 地元関係者によると、「納骨は年明けまで行わない予定です。昭恵夫人は“もう少し夫と一緒にいたい”と考えているらしい。そのため遺骨はしばらく昭恵夫人が持ち、来年以降、東京と下関に分骨する方向で話が進んでいます」 ということだった。 遺骨をそばに置き、安倍元首相と歩んだかけがえのない日々を振り返っているのだろう。撮影・本田武士「週刊新潮」2022年10月27日号 掲載
県民葬が執り行われたのは、山口県・下関にある「海峡メッセ下関」。そこには、統一教会問題の渦中にある細田博之衆院議長や、林芳正外相の姿もあった。
会場で長い行列を作ったのは、献花に訪れた一般の人々。
約5千人が参列した盛大な葬儀で、国葬以来、約半月ぶりに姿を見せた昭恵夫人の表情には、深い哀傷が浮かんでいた。
「だんだんと私も実感が湧いてきて、ああ本当にいなくなってしまったんだなと、さみしさが増してきているような日々でございます」
と、式典あいさつで初めて心境を語った昭恵夫人。
彼女の左手薬指には、赤い宝石が埋め込まれた指輪が光っている。
安倍元首相にプレゼントされた物なのだろうか、令和の即位の礼でも身に着けていたもので、きっと彼女にとって大切な指輪なのだろう。
10月6日号の「週刊新潮」で報じられた通り、林外相により国葬から排除されてしまった台湾だが、県民葬には立法委員(国会議員)ら約100名が訪れた。
また、翌日、安倍家の墓を訪ねると、台湾人の団体による花も手向けられていた。日台友好に尽力した安倍元首相にふさわしい光景である。
しかし、まだこの墓には、安倍元首相の遺骨は眠っていないのだという。
地元関係者によると、
「納骨は年明けまで行わない予定です。昭恵夫人は“もう少し夫と一緒にいたい”と考えているらしい。そのため遺骨はしばらく昭恵夫人が持ち、来年以降、東京と下関に分骨する方向で話が進んでいます」
ということだった。
遺骨をそばに置き、安倍元首相と歩んだかけがえのない日々を振り返っているのだろう。
撮影・本田武士
「週刊新潮」2022年10月27日号 掲載