「良かったことない」6割回答 コロナアプリの利用者

スマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA」の画面=21年2月
デジタル庁と厚生労働省は17日、新型コロナウイルス対策の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の検証に伴い行ったアンケートで「利用して良かったと感じたことはない」との回答が約6割だったと明らかにした。陽性者と接触したとの通知がアプリから来ても時間帯や場所が分からないなど機能への不満も上がった。
良かったと感じなかった人の割合は年齢が上がるほど高くなり、20~24歳が最も低かった。接触通知を受けた回数が多いほど満足度が上がる傾向も見られた。
通知を受けた人は2割弱で、うち7割以上が通知後に「普段と異なる行動を取った」と回答。検査を受けたり、在宅勤務に切り替えるなどした。