福島県で起きた強盗殺人事件の裁判員裁判で、19歳の被告に無期懲役の判決が言い渡された。
判決文によると、鈴木敬斗被告(19)は2022年2月、福島・塙町で、祖母の菊池ハナ子さんを鉄パイプでおよそ15回殴って殺害し、キャッシュカードを奪って現金300万円を引き出した。
福島地裁郡山支部の裁判長は、「殴る際に力を加減していたわけでなく、被害者を死亡させるおそれがあることがわかっていたと思われる」、「すでに19歳で、働く中で一定の社会常識を身につけることができ、量刑を左右する事情とはいえない」として、鈴木被告に求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。