“地下鉄”の屋根でスケボー 何度も… “暴走”十数分続く

多くの人が行き交う北海道・札幌市の繁華街すすきので、スケートボードでの危険な行為が撮影された。
黒い帽子の男性が立っているのは、あろうことか、地下鉄の出入り口の上。周りには、歩行者の姿も確認できる。
すると、次の瞬間…。
助走をつけると、屋根を滑り降り、歩道を抜けた勢いそのままに、交差点の真ん中近くまで進入。
男性の後ろではバスが右折し、歩道にも人がいるなど、ぶつかっていれば、大きなけがにつながりかねない状況。
その後も男性は、何度も出入り口の屋根を滑り降りていた。
男性の仲間なのか、滑り降りる様子を、本格的な撮影機材を持った人物が撮影。
歩道にいた2人も仲間とみられる。
この光景に、動画を撮影した人は、強い危機感を覚えたという。
撮影者「2階から見てたら、(屋根の上に)人がいるから『あれ?』と思ったら、スケボーが始まった。こりゃあまずいんじゃないかな。これがもしもはやっちゃったら、札幌市の出入り口のところがみんな危ない。けがしてからでは遅いからね」
危険な行為が目撃されたのは、8日の午後4時ごろ。地下鉄「豊水すすきの駅」の出入り口。
スケボーでの暴走は、十数分間続いたという。
屋根には、滑り降りた際についたとみられる跡が、いくつも残っていた。
札幌市によると、8日に続き、9日も、スケボーをする人物が現れたという。
その際、日本語が通じなかったことから、外国人などの可能性もあるとみられている。
こうした事態を受け、駅の職員は見回りを強化。
市は、スケボー禁止の貼り紙をして注意を呼びかけるとともに、今後、屋根などに破損が確認された場合は、被害届の提出も検討する考え。