「理屈は正しいが国民感情は違う」「総裁選の発言聞いてなかった?」八代弁護士、石破首相の「裏金議員公認」は「当たり前」発言にネット猛反発

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5回目の挑戦で新総裁に選ばれた石破茂氏
10月27日の衆院選に向けて、自民党最大の懸案事項になっているのが「派閥裏金議員の公認問題」であることは言うまでもない。
「自民党内で裏金が判明した現職議員は82人。そのうち衆院議員は51人で、さらにその中で処分を受けた議員は25人です。
石破首相は総裁選への立候補表明時、『自民候補として公認するにふさわしいかどうか、議論は選対委員会で徹底的に行われるべきだ』と厳しい姿勢を示しましたが、党内からの反発にあい、翌日には『新体制になって決めること』とトーンダウン。
さらに1日の記者会見では、『選挙区でどれくらいの支持を得ているかを把握しながら、公認するか否かを決定する』と語るなど二転三転。正直、グダグダです。
一部の報道で『裏金再発防止の取り組みを遵守するなどの誓約書を書かせる』『小選挙区で負けても復活当選できる比例との重複立候補を認めない』などの案が党内で出ているとされていましたが、これに石破首相は4日、『まだ何も決まっていません』と結論は出ていないとの発言をしました」(政治担当記者)
この問題は連日、ワイドショーなどでも取り上げられているが、4日に放映された『ひるおび』(TBS系)のレギュラーコメンテーター、八代英輝弁護士の意見がSNSで波紋を広げている。
「番組では、公認の是非やその可能性、さらに選挙への影響などについて、出演者からさまざまな意見が出されました。
そのなかで八代氏が『裏金問題は岸田政権で終わったこと。公認するのは当たり前』といった発言をして物議を醸しているのです」(政治ジャーナリスト)
八代氏の番組内での発言は次のような内容だ。
「(公認問題は)岸田政権の積み残し、処分が甘々だった、調査もずさんだったってことの負の遺産なんですよね。機関として自民党という組織が処分を下した以上は、公認しないとかいう選択肢はあり得ないと思うんです。
石破さんは公認権者なので(公認する、しないを)判断すればいいですけど、基本全員公認が自民党としては当たり前で、それが世の中から審判を受けるんです。審判を受けるのは岸田さんがやったことであって、世の中が許してないのは岸田政権時代にやったことなんです。
石破さんはもっと堂々として、これからどう政治改革をしていくのか、同じ事を繰り返さないように新しい法律の改正とかを訴えていけばいいのに、なんで、周りの野党の言ってることに引きずられてしまうのか、理解できないです」
法律家らしく、一度結論が出たことは蒸し返さない「一事不再理」の原理を述べたのだろうか。八代氏の言う「党としての処分は終わっているのだから、党として公認しないという選択肢はないだろう」という趣旨の発言には「一理ある」などと賛同の声も多い。
だが一方では、新たに石破氏にも「裏金疑惑」が持ち上がるなど、この問題は「現在進行形」の側面も否定できない。Xでも反論は多い。
《八代さんの言ってる事は理屈の上では正しいが まぁ、国民感情からすれば『阿〇かお前は!』としかなりません》
《政倫審にも出ず説明責任も果たさない議員を公認などあり得ない》
《国民から見て処分は真っ当だったか?》
《八代さんはひょっとして、総裁選で石破が何言ってたか、聞いてなかったのかな》
国民は自民党が下した「裏金問題の終止符」に納得していないのだ。

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