子育て時短勤務に現金給付を 政府内で制度創設案が浮上 雇用保険からの拠出には異論も

子育て支援の一環として、育児休業明けで勤務時間を短くして働く人に対し、新たに現金を給付する制度を創設する案が政府内で浮上していることがわかりました。
複数の政府与党幹部によりますと、育児休業明けで時短勤務を行う人に現金を給付する制度を創設する案が厚生労働省を中心に検討されているということです。
雇用保険に加入している人を対象とし、賃金の一部を雇用保険から拠出して上乗せする案などが取りざたされています。時短勤務により賃金が減ることを防ぐことで子育てと仕事の両立を支援する狙いです。
ただ、コロナ禍で雇用保険の積立金が大きく減った中でこれを財源とすることには異論もあり、今後慎重に検討が進められる見通しです。