美容クリニックが突然閉院…音信不通に怒りの声 違法営業の疑いで保健所が現地調査も

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大阪で営業していた美容クリニックが突然閉院しました。 音信不通となり、コース料金の返金もない事態に、利用者が怒りの声を上げています。
大阪市では、施術代金を前払いしていた美容クリニックが突然の閉院。番組が取材すると、驚きの実態が分かってきました。
今年3月、女性が訪ねたのは、大阪・心斎橋の美容クリニックです。女性は、クリニックが「半額キャンペーン」と宣伝していた「しみのレーザー治療3回コース」を1万6500円で契約しました。
その日に1回目の施術を受けますが、わずか2日後に「院長が入院されたため、3月末までで休業することになりました」とLINEで連絡がありました。
翌月に2回目の予約を入れていたという女性は、クリニック側にLINEで「現在4月の予約をしている分も、キャンセルになるのでしょうか?そのまま閉院されるのですか?」と問い合わせのメッセージを送りました。
メッセージは既読となりましたが、返事はなく、音信不通に…。
一体、何が起きているのでしょうか。クリニック開設を許可する大阪市保健所に問い合わせました。
なんと去年10月時点で、美容クリニックの院長から保健所に対し、廃止届が出されていたというのです。
被害女性がクリニックと契約したのは今年の3月。つまり、およそ5カ月間、違法に営業していた疑いがあり、保健所も先週、現地調査を行いました。
院長を雇っていたクリニックの経営者に取材を申し込むと、驚きの実態が見えてきました。
番組が当時の院長を探したところ、他のクリニックに勤務していることが判明。取材を申し込みましたが、回答はありませんでした。
一方、番組が経営者を取材してから3時間後…。
コース料金が返金されない女性の元に、クリニック側から「資金がなく、返金をすることが不可能です。つきましては、残役務の提供をお付き合いのある美容皮膚科で受けて頂けるよう調整中です」とLINEで3カ月ぶりに連絡がありました。
国民生活センターによりますと、こうした美容医療サービスを巡るトラブルの相談は急増していて、昨年度は6264件と、2年前と比べて倍以上となっています。
湘南美容皮フ科・五反田院の林篤志院長は「コース払いではなく、都度払いの方がリスクを減らせる」と指摘します。
(「グッド!モーニング」2024年7月2日放送分より)

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