採用面接を受けに来た20代の女性をカラオケ店に誘い、わいせつな行為をした疑いで、化学製品メーカーの社員の男が、埼玉県警に逮捕された。
埼玉県内の化学製品メーカーに勤務する末吉正明容疑者(60)は、先月30日、採用面接を受けに来た20代の女性を、越谷市内のカラオケ店に誘い、体を触るなどのわいせつな行為をした疑いがもたれている。容疑は強制わいせつ。
末吉容疑者は面接官を担当。採用面接の当日に、「内定確実なので、社員が使う飲食店を紹介したい」などと言って女性を誘ったという。1軒目で食事をした後、末吉容疑者は、さらにカラオケ店に女性を誘い、個室の中で、わいせつな行為に及んだとのこと。
現場のカラオケ店から逃げ出した女性が、交番に駆け込み、「就職面接の後、お酒を飲まされ、カラオケ店でわいせつな行為をされた」と訴えたことで事件が発覚。末吉容疑者は、定年を迎えた後、工場長補佐として再雇用されていたという。
調べに対して末吉容疑者は、「就職面接に来た女性に、一方的にわいせつ行為をした。酒が入り、2人きりになったことで、ムラムラして自制心が保てなくなった」などと、大筋で容疑を認めているという。