東京・品川区の住宅で子ども3人と母親の遺体が見つかった事件。母親を殺害した疑いで元夫が逮捕されました。元夫は逮捕前、「残された子どもがかわいそうになって、子どももやった」などと、子どもの殺害についてもほのめかす供述をしていたということです。
【写真を見る】「残された子どもがかわいそうになって、子どももやった」“母親殺害”の疑いで逮捕の元夫が“子ども殺害”もほのめかす供述 東京・品川の母子4遺体【news23】
大きな掛け声でお祭りの練習をする女の子。5月に亡くなった後藤鈴ちゃんは、小学校に入学したばかりでした。
6月19日、殺人の疑いで逮捕されたのは、鈴ちゃんの父親の後藤祐介容疑者（46）。5月22日から23日にかけ、品川区の自宅で元妻の高波冬美さん（37）の胸を包丁で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。
事件が発覚したのは5月23日。殺害現場となった自宅で火事が起き、冬美さんのほか、長女の鈴ちゃん（6）、次女の玲ちゃん（3）、長男の信ちゃん（2）の合わせて4人の遺体が見つかりました。
この3日前に冬美さんと離婚し、同居を続けていた後藤容疑者は、煙を吸うなどして病院に搬送されました。入院中の任意の聴取に対し…
後藤祐介容疑者「（冬美さんから）今すぐ家を出て行くように言われてカッとなって刺した」
そして6月19日、警視庁は退院に合わせて、冬美さん殺害の疑いで逮捕に踏み切ったのです。事件をめぐっては、子ども3人にも刺し傷があり、後藤容疑者は逮捕前の調べに対し、子ども3人の殺害についてもほのめかしているということです。
後藤祐介容疑者「残された子どもがかわいそうになって、子どももやった」「子どもも、自分も、家も全て燃えてなくなってしまえばいいと思った」
警視庁が慎重に裏付けを進めています。