国会で旧統一教会の問題をめぐり、野党が攻勢を強める中、岸田首相が、山際経済再生相の交代も視野に検討に入ったことがわかった。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者が中継でお伝えする。
「辞任ドミノは避けたい」と、当初は交代に慎重だった岸田首相だが、自民党内からも「このままでは、世論はさらに離れる」などと厳しい声が上がっていて、難しい判断を迫られている。
立憲民主党・後藤衆院議員「2019年の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁と撮った写真のことを今の時点で覚えていますか? 覚えていませんか?」
山際経済再生相「定かではありません」
立憲民主党・後藤衆院議員「定かではないというのは、覚えていないということでいいですね?」
山際経済再生相「明確にそこの部分の場面を、わたしが思い浮かべられることはありません」
衆議院予算委員会の集中審議で、野党側は、山際大臣が2019年に、韓鶴子総裁と写真撮影をしたことが先週発覚したことを受け、山際大臣の進退について、さらに追及を強めている。
山際大臣をめぐっては、新たな接点が明るみに出る一方、「記憶にない」との答弁を繰り返し、批判が高まっている。
こうした中、岸田首相は、今後の審議にも影響が出かねないとして、山際大臣の交代も視野に検討に入ったことがわかった。
24日の予算委員会での山際大臣の答弁や、世論の反応を見て最終判断する見通し。