蓮舫議員「ボーナス300万円」確保して都知事選へ…支給日をめぐる「意外な真相」とは

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立候補した蓮舫参院議員(56)の周辺がかまびすしい。
5月27日、「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしいという国民の声ははっきりしている。その先頭に立つのが、私の使命だ」と力強く出馬表明。以降、政治ジャーナリストの田史郎氏や『めざまし8』(フジテレビ系)の司会者・谷原章介の批判に対して、Xでバトルを展開するなど精力的に動いている。
そうしたなか、SNSで注目されているのが、「蓮舫氏はいつ参院議員を辞職するのか」である。というのも、国会議員に年2回、6月と12月に支給される「期末手当」(ボーナス)の時期が「出馬表明」の時期と重なっているからだ。
「6月ボーナスの支給判断日は、6月1日時点で判断されると言われています。この議員辞職日とボーナスの関係については、過去にも物議を醸したことがあるんです。
違法寄付問題をめぐり、公職選挙法違反で略式起訴され、2021年6月1日に衆院議員を辞職した菅原一秀氏は、『期末手当を314万円満額もらうために辞職を引き延ばしたのか』と批判されました。
そのため、自身のフェイスブックに《当初より、全額返上するつもりでしたので、その手続きに入ります。法律上、返上が叶(かな)わなければ、被災地に全額お送りさせていただきます》と投稿したのです。
実はこのとき、蓮舫氏が、ツイッター(当時)に《ボーナス支給前に辞めなかった判断もお伺いしたいです。》と投稿したことから、SNSでは《壮大なブーメラン》と話題になっているのです」(政治担当記者)
つまり、SNSでは、
●蓮舫氏が5月にやめればボーナスを受け取らない
●蓮舫氏が6月にやめればボーナスを受け取る
として、どんな判断をするのか、大きな注目が集まっているわけだ。そこで、参議院の事務局に、期末手当の支給条件などを聞いた。
「期末手当の支払いには『基準日』があります。6月期は6月1日、12月期は12月1日です。6月期の支払いは12月2日から6月1日に在籍した議員に対し、満額の318万9710円が6月末日に支払われます」
では、5月31日に辞職したら支払われないのだろうか。
「それはありません。満額よりやや少なくなりますが、基準日の1カ月前、5月1日から5月31日の間で辞職した場合でも応分が支払われます。ほか、3カ月未満の在籍であればおよそ3割が支払われるなどの決まりがあります」
つまり、巷間言われている「蓮舫氏はボーナスをもらうために議員辞職を引き伸ばしている」という理屈は当てはまらないのだ。
ちなみに蓮舫氏は、他人のボーナスについてとやかく意見を述べることが多い。Xを見ると、
《これまで、漏れた年金情報対策にすでに3億使っているが、大臣や政務三役の給与、ボーナスは1円も返上せず》(2015年7月22日)
《この都知事(編集部注:舛添要一氏)に夏のボーナスが支給される、とのこと。説明しない。辞めない。リオにも行きたい。通用しないでしょ。都民の感情をよめば。》(2016年6月2日)
《(「パパ活」疑惑の吉川赳氏が夏のボーナスをもらうことに対して)「嘘だろ」誰もが思うでしょう。》(2022年6月16日)
はたして蓮舫氏は、自身のボーナスについてどう考えているのだろうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。