「心神喪失状態だった」娘3人殺害した罪に問われた母親が無罪主張 愛知・一宮市

娘3人を殺害した罪に問われた母親が、無罪を主張した。
愛知・一宮市の無職・遠矢姫華被告（29）は2022年2月、自宅で長女の姫茉梨ちゃん（当時5）、次女の菜乃華ちゃん（当時3）、三女の咲桜ちゃん（当時9カ月）の首をコードのようなもので絞め、相次いで殺害した罪に問われている。
27日の初公判で、遠矢被告は起訴内容を認めたが、弁護側は「犯行時、重度のうつ病で『死んだら楽になる』、『子どもたちを置いていくな』と幻聴が聞こえ、心神喪失状態だった」と無罪を主張した。
一方、冒頭陳述で、検察側は「真面目で完璧主義な性格から、思ったように育児ができないことで無理心中を図ろうとした」と指摘し、責任能力に影響するほどの精神疾患はなかったと主張している。