「佳子さまのご結婚についてご両親は…」紀子さまを悩ませる、秋篠宮家の“新たな火種”とは〈胃痛て行事連続欠席〉

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国立能楽堂で1月8日、「手話狂言」をご覧になった秋篠宮家の次女・佳子さま(29)。にこやかに腰掛けられた席の隣が、ポッカリ空いていた。ご一緒に鑑賞を予定していた紀子さま(57)が、出席を見送られたのだ。
【写真】眞子さんを見つめる紀子さまの“険しいご表情”
昨年には宮邸をめぐる問題も
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能登半島地震による新年一般参賀の中止など、皇室にとっても不穏な幕開けとなった2024年。そこへ重なったのが、紀子さまの体調不良だ。
「1月6日、宮内庁が『昨年末から体調を崩された。最近は胃腸の症状が強くて通常の食事がとれない状態だ』と公表したのです。実際、その翌日の宮中祭祀『昭和天皇祭御神楽の儀』への参列は取りやめに。紀子さまはこれまでご公務を数えるほどしか休んでいないだけに、今回の発表に驚きが広がっています」(宮内庁担当記者)
昨年12月1日、映画「グリーフケアの時代に」の上映会では、こんなお姿が目撃されていた。
「4年前にお目にかかった時より少しお痩せになられた。ご本人は『行事が立て込んで忙しい』と仰っていました。映画に登場する池田小学校事件の遺族とも懇談し、思わず涙ぐまれる場面もありました」(案内役・益田祐美子さん)
ただ、1月10日に都内の病院で内視鏡検査を受けられた結果、潰瘍などの異常は見つからず、
「がんなど大病の懸念があるということではなく、自律神経の乱れや心因性のものとの見方です。精神的なストレスによる胃痛と見られます」(前出・記者)
なぜ宮内庁は公表に踏み切ったのか。河西秀哉名古屋大学准教授はこう語る。
「祭祀を大切にされる紀子さまにとって、欠席は重大事項。『休みたくて休んだのではない』と国民にお伝えになりたかったのかもしれません。真面目なご性格で世間の反応を気にされるのは分かりますが、もう少し鷹揚に構えられても世間の理解は得られるはずです」
紀子さまに伸し掛かる「精神的なストレス」。じつは昨年末、紀子さまが心を痛めたであろう事態が立て続けに起こっていた。
12月2日、YouTubeに投稿された1本の動画。
「皇室系YouTuber」を名乗る人物が「しっかり筑附の生徒さんから情報をいただいた」として紹介したのが、筑波大学附属高校(筑附)2年生、悠仁さま(17)の修学旅行の様子だ。
11月下旬に実施された修学旅行は、沖縄本島で2泊、沖縄最北の有人島「伊平屋(いへや)島」に2泊の4泊5日の日程。伊平屋島を発つ船上と思しき写真も公開され、
「単独行動が多く、SPがいないときは1人でぽつんと過ごしていたようです」
との解説がなされた。
だが、伊平屋島在住の女性は振り返る。
「島の住民には、悠仁さまがいらっしゃるとの事前のお知らせは全くなかった。学校名を見て『もしかして』と気づいた人がいた程度です。集合の時やシュノーケリングの時間に(悠仁さまを)見かけましたが、SPさんが側にいないと気づかないくらい。目が細くて色白で、見かけた時はお友達と連れ立って歩いていました」
生徒たちは、数十の島民の家に分かれて泊まる「民泊」を経験した。
「うちに泊まった子に『悠仁さまも来てるの?』と聞いたら『来てるよー』と。(悠仁さまが)泊まったお宅ではご飯をよく食べ、元気におかわりもしたとか。一緒にビーチバレーで遊んで『ひーちゃんの足を踏んじゃったの』なんて笑っている生徒もいて、お友達の輪に溶け込まれていると感じました」(同前)
島民の目には、同級生たちと修学旅行を楽しまれているように映ったという悠仁さま。一方で前述の動画は、悠仁さまに複雑な心境を抱く生徒の存在も浮き彫りにする。
「このYouTuberは、特に秋篠宮家への辛口批評の動画を多く投稿している。あえてそのチャンネルに情報提供した関係者がいるということです」(前出・記者)

学習レベルの高さと生徒の自主性を重んじる校風が特徴の筑附。悠仁さまご自身やご両親も、その「自由な校風」を好まれていた。
「悠仁さまのご入学時、秋篠宮家側から『本人が自由な校風に魅力を感じて筑附を選んだので、警備態勢はそのままで』と要望があった。ただ筑附は私服通学の上、当時は来校者の身分確認もゼロ。警備を担う警察は当然、不審者対策の強化を主張し、学校は皇室と警察の板挟みになった。結局、来校者の身分確認だけは許容していただきました。通学についても、安全性を考えれば学校の敷地内まで車で乗り入れるのがベストですが、『本人の意向』として、学校の近くまで送迎された後は徒歩で正門から登校されることになりました」(筑附関係者)
秋篠宮家から筑附への“注文”について宮内庁に尋ねると、こう回答した。
「学校の運営管理などについては、基本的に従来と同様に行っていただきたい旨、宮内庁から学校にお願いしております」
自由な校風の中で、一般の生徒と分け隔てなく。そんな秋篠宮家のご希望は、思わぬ事態も招いている。
「在校生たちは匿名のSNSで悠仁さまについて『成績は普通に良い』とか、提携校進学制度で入学されたことを『黒に近いグレー』などと、自由に発信しているのです」(前出・記者)
さらに、紀子さまを悩ませる話題がもう1つ。
「昨年12月30日付の毎日新聞が自民党の『安定的な皇位継承の確保に関する懇談会』の動きについて報じました」(政治部記者)
懇談会が近く取りまとめる見解に、保守派で有力とされていた“旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする”案だけでなく、“女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する”との案も併記する方針だという。
「21年に政府の有識者会議がまとめた報告書に沿う形ですが、女性皇族の身分保持は、女系天皇容認の議論に発展する可能性もあり、保守派の反発が予想されてきた案でした」(同前)
懇談会の会長を務めるのは麻生太郎副総裁。三笠宮家の信子さまの兄だ。昨年11月の懇談会の初会合では「皇室典範等の法改正の必要も考えなければならない」と決意を述べている。

「皇族の減少は、将来的に悠仁さまが即位された際にお支えする体制が脆弱になることも意味する。そのため、皇族数の確保を目指す自民党案は、悠仁さまの行く末を深慮する紀子さまにとっては安心材料でしょう。一方、女性皇族の婚姻後の身分に関する議論は、佳子さまの将来を左右することにもなる。佳子さまは高校生のころから『皇室を出たい。そのためには結婚しかない』と思い定めてこられたといいます。結婚後の身分保持が佳子さまにとって不本意であることは自明です」(秋篠宮家関係者)
秋篠宮家にとって新たな“火種”となりかねない、麻生懇談会の議論。麻生氏に議論の方針などについて尋ねると、こう回答した。
「現在、議論が進められているところであり、会長としてそのとりまとめに向け、努力して参りたいと考えております」
前出の秋篠宮家関係者は言う。
「秋篠宮ご夫妻は、佳子さまのご結婚について、政治的な結論を待つ必要はないと考えておられます。つまり、実際に女性皇族の身分保持の法整備がなされる前に佳子さまが結婚することもあり得る。しかし、そうなれば一層『法整備の前に皇室から脱出した』と批判を浴びる可能性もあります。紀子さまの悩みの種は尽きることがないのです」
心からの笑顔が戻ることを祈りたい。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年1月25日号)

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