「悲しい思いをしない世の中にしたい」事故で4歳息子を亡くした母親が交通指導員に 活動への思い語る 大分

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交通事故で8年前に4歳の息子を亡くした大分市に住む母親が5月から交通指導員に選ばれ、活動への思いを語りました。
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横断歩道で子どもたちの登校を見守る竹山文さん。5月から大分市の野津原校区で交通指導員として活動しています。
(竹山文さん)「沓里を思いながら命を大切に交通安全をしたいというのが一番の思いです」
竹山さんの息子・沓里(かずさと)くんは2016年、自宅近くの農道で乗用車にはねられ亡くなりました。当時、4歳でした。
沓里くんの妹・明里(ひかり)さんの小学校入学きっかけに指導員となることを決意。事故のあと、先に活動を続ける夫の武志さんと共に通学路で交通安全を呼びかけます。
(竹山武志さん)「とても心強く思っています。事故ゼロを目指していきたいと思っているので一緒に頑張っていきたい」
大分市役所で2日、交通指導員の委嘱状を受け取った竹山さんは活動への思いを強くしました。
(竹山文さん)「どんな小さいことからでもコツコツと積み上げて、私たち家族のような悲しい思いをしない世の中にしたい」
悲惨な交通事故を1件でも減らすため、竹山さん夫妻はこれからも街頭で子どもたちを見守ります。

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