「日本は能登を見捨てた」ひろゆき氏が被災地で進まぬ復旧に憤り 露呈した岸田政権の「無策ぶり」

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西村博之(ひろゆき)氏が4月29日Xを更新し、能登の悲惨な現状に苦言を呈した。
《能登地方は地震から4ヶ月経つのに、全壊した家屋の公費解体申請8528棟のうち完了したのは9棟。未だに水道すら使えない家屋が多数。
次に台風や津波や地震の災害に遭って見捨てられるのは、あなたの街かもしれないのに、他人事として能登を見捨てていいのですかね?》
ひろゆき氏は『ABEMA Prime』で能登半島を訪問し被災した輪島市などを視察。地元の丸井織物の代表取締役専務・宮本智行氏と同行し説明などを受けた。
火災があった輪島朝市などは、被災したまままったく手つかずの状態。大きなビルが横に倒れたままになっている。ひろゆき氏は
「なんで国がなおせないんですかね」
と疑問を投げかけた。宮本氏は
「ここまで1つの街に対して冷たい態度を国がとったのは初めてくらいじゃないかなという感じがしますけど」
と苦境を訴えた。
その後、市立「輪島中学校」を訪れると、テニスコートなどは隆起し使い物にならない状態だが、教室では授業が進められていた。生徒らはひろゆき氏の突然の訪問に黄色い声を上げた。ひろゆき氏はサインをねだられると黒板に
「ひろゆき」
と書き、歓声が上がった。
そして再び街を歩き、全く復興が進まず錆びた車なども放置されている現状を見て、
「起きたこと天災なんですけど、今のこの景色は人災だと思っていて。これを片付けて何とかしようと思えばできるよね。
それをなんとかしたほうがいいと思ってる人が日本では少数派なので能登を見捨てるというのを日本の皆さんが望んだ結果、日本政府は何もしないということなのかなと思う」
と冷静ではありつつも怒りのような感情を見せた。
一方ネットでは自民党が4月27日に投稿したXが炎上している。
《防災・減災、国土強靭化!国土強靭化のための5ヵ年加速化対策を推進。徹底した災害対策で、国民の命と暮らしを守ります!》
27日といえば、衆院補選投開票の前日だ。能登の復旧が全く進んでいない中、なんのマニフェストか知らないが防災を打ち出している。
Xの返信コメントでは
《能登半島放置しといてよく言えるよな》
《(被災地の写真を投稿し)この写真を見てからもう一度投稿しろ》
などと国民は怒り心頭だ。
衆院3補選では立憲民主党の議員が3人当選。自民党は唯一戦った“保守王国”島根1区ですら落とし、惨敗した。
裏金議員は私利私欲にまみれ、政府は被災地を放置。さらに円安も放置し物価高で国民の生活はボロボロだ。“増税メガネ”と揶揄された岸田首相の「無策ぶり」に国民の怒りは頂点に達している――。

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