国指定史跡「土塔」で落書き被害 スプレーで文字書かれ 大阪・堺

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大阪府堺市は30日、同市中区土塔町の国指定史跡「土塔」で、展示施設の壁に落書きの被害があったと発表した。市は同日、中堺署に被害届を提出した。
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市文化財課によると、土塔は奈良時代の高僧、行基らによって土や瓦で築かれたピラミッド型の塔。1953年に国の史跡に指定され、2009年には発掘調査を基に実施した復元・整備工事が完成した。落書きがあったのは土塔の盛り土断面を展示する施設のコンクリート壁面で、4月28日午前、土塔を訪れた市民が発見した。約20平方メートルにわたって、スプレーで文字などが書かれていた。
展示施設は夜間も人が出入りできる場所で、いつ落書きがされたかはわかっていない。土塔本体に被害はなかった。【野原寛史】

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