無造作に置かれた巨大こけしの頭…大雪で落下した“鳴子のシンボル”に全国から支援殺到

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トイレと自動販売機の間に無造作に置かれているのは、こけしの頭。
人の背丈ほどある大きな頭が、なぜこんな所にあるのでしょうか?そして今、このこけしに温かい支援が殺到しているというのです。
大きなこけしの頭があるのは、東北を代表する温泉地・鳴子温泉にある「岩下こけし資料館」の駐車場です。なぜ、頭だけがこんな場所にあるのでしょうか?
資料館の代表の遊佐さんに話を聞くと…
岩下こけし資料館・遊佐妙子代表:2月7日の朝に出勤してきたら首がなかったので、ビックリして。雪の重みで頭部が落っこちてしまったんです
頭に積もった雪の重みで、胴体との接合部分が折れてしまったというのです。
高さ約6メートルのこけしは資料館がオープンした41年前に設置され、シンボルとも言える存在でした。
折れたこけしの頭は、ひとまず邪魔にならないように、現在の場所に保管し、すぐに修理する予定でした。ところが…
岩下こけし資料館・遊佐妙子代表:費用が220万円なんですね。コロナで中々お客さんの足も遠のいてしまったので、結構自己資金だけでは厳しいなという…
コロナ禍で入場客が激減。放置を余儀なくされてしまったのです。
困り果てていた代表に、あるお客さんから「クラウドファンディングを立ち上げて」という提案が。
ひとまず目標を100万円に設定し、9月28日から募集を始めました。
すると「昔家族で見学に行きました。応援しています」「鳴子のシンボルの復活、楽しみにしています」などと、過去の来場者をはじめ全国から支援が殺到。わずか3日で目標の100万円を達成しました。
それどころか修理費用の220万円を超え、20日現在もまだ増えて続けています。
岩下こけし資料館・遊佐妙子代表:皆様のお気持ちに触れただけでも、もう号泣してしまいましたね。ご期待に沿っていけるように、これからも頑張っていきたいなと思っております
(めざまし8「#NewsTag」10月20日放送より)

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