筋ジストロフィーと闘いながら40歳で出産。病気宣告後も就職、結婚、出産の夢を叶えた今後の目標

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20歳の時に全身の筋肉が徐々に弱っていく「筋ジストロフィー」と診断された、シンガーソングライターの小澤綾子さん。
「筋ジストロフィーと宣告された時、諦めたことが3つありました。就職すること、結婚すること、自分の子どもを持つことは絶対に無理だろうと思っていました。でもコロナ禍になって、『人生でやり残したことはないか』と夫と話し合うようになり、『病気や障害はあるけど自分たちの子どもに会いたいよね』と考えました」
筋ジストロフィーを宣告され、生きる気力を失っていた小澤さんだが、励ましてくれた同じ病の友人の死に直面し、心を奮い立たせた。
大手IT企業に就職し、31歳で結婚。
歌と語りで思いを伝える講演活動も続けている。
そして2023年、40歳で男の子を出産した。
小澤さんは病気が進行し、肩より上に手があがらなくなってしまったが、家族や友人、ヘルパーの助けを借りて、育児に奮闘中だ。
さらに、障がい者のためのビジネススクール「D-Biz College」を設立。
やりたいことを諦めない人生を実践している。
小澤さんは「子どもたちが暮らしやすい未来をつくりたいし、そこには障がい者が入っている未来であってほしいと思います。みんなが自分らしく生きられる社会をつくっていきたいです」と話す。
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。

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