実の娘に性的暴行…懲役8年の判決下った大門広治被告(54)が控訴 娘・福山里帆さんは「裁判所の判決ですら、父の心には届きませんでした」とコメント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

実の娘(25)に性的暴行を加えた罪で富山地裁に懲役8年の判決を言い渡されていた父親(54)が、29日、控訴したことが分かりました。 控訴したのは、富山県黒部市の元会社役員・大門広治被告(54)です。 大門被告は2016年、当時高校2年生だった娘の福山里帆さん(25)に日常的に暴力をふるい、抵抗できない状態と知りながら性的暴行を加えた準強姦の罪で、21日に富山地裁から懲役8年の判決を言い渡されていました。

里帆さんはこれまでのMBSの取材で「被害は中2から高2まで続いた。私が悲しんで苦しくても、頑張って自分の中にとどめれば、親族や家族は日常生活を送れると思っていた。きょうたまたま死ななかっただけで、死なない日を延ばして生きてきた」などと、被害の実態を実名・顔出しで訴えてきました。 大門被告はこれまでの裁判で「妻が不在の隙を狙い、あわせて8回ほど性交した」などと性行為自体は認めたものの、「逆らえない状態ではなかった」と起訴内容を否認。弁護人も「被告の誘いを里帆さんが無視して断る時もあった。準強姦罪は成立しない」として、無罪を求めていました。 控訴をうけて、福山里帆さんは「裁判所の判決ですら、父の心には届きませんでした。残念ではありますが、私は最後まで、真実のために、そして今も苦しむすべての家庭内性被害者のために戦い抜きます。どうか、皆様のご声援を引き続きお願いいたします」とコメントしています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。